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» 2004年09月07日 03時15分 公開

人気の“3 in 1”レコーダー、どこが違う?DVDレコーダー販売ランキング(2004年8月23日〜29日)

ランキングからも分かるように、VHS一体型は相変わらず人気が高い。そこで今回は、VHS/DVD/HDDを搭載した各社の“3 in 1モデル”を簡単に比較してみたい。

[芹澤隆徳,ITmedia]
順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  1 松下電器産業 DMR-E85H 2004/4/1 オープン
2  3 日本ビクター DR-MX1 2004/7/1 オープン
3  2 ソニー RDR-VD60 2004/4/1 オープン
4  4 パイオニア DVR-520H 2004/6/1 オープン
5  5 松下電器産業 DMR-E150V 2004/6/21 オープン
6  8 三菱電機 DVR-S300 2004/6/21 オープン
7  14 三菱電機 DVR-HE600 2004/5/21 オープン
8  7 ソニー RDR-HX6 2004/4/1 オープン
9  13 東芝 RD-XS33 2004/7/1 オープン
10  10 ソニー DESR-5100 2004/7/1 オープン

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

 相も変わらず1位は松下電器産業の「DMR-E85H」だが、2位は最近、熾烈な競争を展開している。しばらくの間は松下の3 in 1モデル「DMR-E150V」が2位を堅持していたものの、ソニーの「RDR-VD60」が取って代わり、今週は日本ビクター「DR-MX1」がその座を奪った。3モデルに共通しているのは、VHS一体型ということだ。

 ランキングからも分かるように、VHS一体型は相変わらず人気が高い。そこで今回は、VHS/DVD/HDDを搭載した各社の“3 in 1モデル”を簡単に比較してみたい。

 まず、このジャンルに先鞭をつけた松下「DMR-E150V」は、HDDこそ80Gバイトと少ないものの、地上波EPGと2つの地上波チューナーを搭載し、2番組同時録画が可能だ(HDD/DVDとVHS)。EPGは後述する日本ビクターの「DR-MX1」も搭載しているが、VHSも一括してEPG予約できるのは未だに松下だけ。またVHSデッキ部は、再生時のみS-VHSクオリティというユニークな機構を採用し、S-VHSテープからの高画質ダビングを可能にしている(レビューはこちら)

 VHSデッキ部分に関しては、日本ビクターの「DR-MX1」も松下に似たアプローチといえる。ビデオ出力こそVHS相当となるが、S-VHSの再生ヘッドを備え、ダビング時にはS-VHSのままHDD/DVDに映像信号を受け渡す仕組み。独自の「インテリジェント2パスエンコード」を含め、HDDを介して高画質のダビングが可能になる。なお、2つの地上波チューナーとEPGも搭載しているが、EPGで録画予約ができるのはHDD/DVDだけという制限がある。

 シャープの「DV-HRW30」は、アナログBSチューナーが特徴だ。最近のDVDレコーダーではBSアナログチューナーを搭載している機種が少ないため、貴重な存在といえる。ただし、内蔵のBSチューナーはHDD/DVD専用で、VHSに録画することはできない。映像出力は、HDD/DVD用にD2端子やS端子を持っているものの、VHSの出力はコンポジットのみ。

 東芝「RD-XV33」は、HDD容量が160Gバイトと他社の2倍あること(最大284時間録画可能)、そしてRDシリーズならではの多彩な編集機能が特徴だ。また、IEEE 1394端子(DV端子)の搭載や、D端子やS端子からVHS映像出力が可能な点なども挙げられるだろう。VHSデッキ部はS-VHSの簡易再生に対応する。ただし、地上アナログ放送チューナーが1つで裏番組録画ができない、そしてEPGの非搭載という制限がある(レビューはこちら)。4機種のなかでは少しアプローチの異なる存在といえるだろう。

メーカー 東芝 日本ビクター シャープ 松下電器
機種名 RD-XV33 DR-MX1 DV-HRW30 DMR-E150V
HDD容量 160Gバイト 120Gバイト 80Gバイト☆2☆
VHS画質 S-VHS簡易 S-VHS(※1) VHS S-VHS(※2)
地上波チューナー 1 2☆3☆
アナログBS × × ×
EPG × ○(DVD/HDDのみ) ×
DV端子 × ×
 ※1:再生、ダビング時のみ
 ※2:ダビング時のみ
(編集部注:初出時、日本ビクター「DR-MX1」のディスク容量を80Gバイトとしていましたが、正しくは120Gバイトです。お詫びして訂正します)

 かなり大雑把なスペック表だが、こうして並べてみると各モデルの違いがよく分かる。たとえばEPGは必須という人なら松下かビクターを検討するだろうし、HDD容量を重視するなら東芝だ。逆に地上波の録画がメインで2番組同時録画したい人にとって東芝は候補にならないし、BSチューナーの欲しい人は自ずとシャープに絞られてくる。

 過去のVHSテープをDVD化するのが目的という場合でも、S-VHSを多く使っていた人は松下かビクター、DVテープを含めて編集に凝りたい人なら東芝を検討するだろう。各モデルの機能に自分の用途を重ね合わせると、自ずと購入機種も見えてくるようだ。

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