デルは9月7日、都内で発表会を開催し、TV機能付き26インチワイド液晶ディスプレイ「デル W2600」を発表した。価格は19万8000円で、9月8日より発売開始。
デル W2600は、PC用の液晶ディスプレイとしての機能に加えて、ビデオ鑑賞やゲーム、TV視聴といった機能を1台に集約した液晶ディスプレイ。解像度は1280×768ドットで視野角は水平・垂直ともに170度。コントラスト比は500:1。15ワット+15ワットのスピーカーを搭載し、「SRS TruSurround XT」によるバーチャルサラウンドシステムを採用している。
W2600では、メインの画面のほか、小画面で映像を見るためのピクチャー・イン・ピクチャー機能や、中央の画面を中心に最大12個の子画面を表示するピクチャー・アウト・ピクチャー機能、2画面を並列で表示するピクチャー・バイ・ピクチャー機能が利用可能だ。また、本体に内蔵されるアナログTVチューナーはダブルチューナーとなっており、これらの機能を併せれば、同時に2番組を試聴することができる。
なお、入出力端子はコンポジット/コンポーネント入力のほかD4端子も装備し、別途チューナーを接続すれば、ハイビジョンデジタル放送も利用できる。オプションでコンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティック、SDメモリーカードなどが利用できるメモリカードリーダーも用意されており、JPEG画像のスライドショーも楽しめる。
デル W2600について、ソフトウェア&周辺機器マーケティング部の垂見氏は「日本のテレビ市場を考えて価格設定をしたわけではない。あくまで液晶ディスプレイの市場を見て決めたこと。他社が提供している大画面液晶ディスプレイのワンランク上のサイズを、同価格で提供する」と述べ、あくまでもPCの周辺機器という立場を崩さず、販売を展開していくと述べた。
なお、デル W2600は、デルが販売しているPCと同様の「タグ番号」により管理されるとのこと。これにより、顧客情報や購入時期などが一元管理でき、サポート体制も充実する、とデルは述べている。
デル W2600の主なスペックは以下の通り。
製品名 | デル W2600 |
---|---|
ディスプレイ | 26インチワイドTFT液晶ディスプレイ |
表示面積 | 566.4×339.8ミリ |
アスペクト比 | 16:9サポート |
解像度 | 1280×768ドット、60Hz |
輝度 | 450カンデラ/平方メートル |
コントラスト比 | 500:1 |
応答速度 | 25ms |
視野角 | 170度(水平/垂直とも) |
走査周波数(水平/垂直) | 31〜61KHz/56〜75Hz |
チューナー | 地上波アナログ×2 |
スピーカー | 内蔵(15W+15W) |
消費電力 | 145ワット(標準。待機時3ワット以下) |
サイズ | 830(幅)×504(高さ)×209(奥行き)ミリ(スタンド含む) |
重さ | 19.5キロ(スタンド含む) |
なお、9月8日〜9月13日の限定パッケージとして、Dimension 4600C(Cerelon D 325、PC3200 DDR SDRAM512Mバイト、160GバイトHDD、DVD+-RWドライブ、Windows XP Home Edition)とのセットモデルも24万1050円で販売される。
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