SEDと同様に次世代の薄型ディスプレイとして期待されるのが有機EL。別のコーナーでは東芝松下ディスプレイテクノロジーが開発した3.5インチQVGA(320×240ピクセル)の有機ELを搭載した試作機が参考出展されていた。
試作機にはSDメモリーカードスロットが左側面に装備されており、SDカード内のASF動画を再生するデモンストレーションが行われていた。
「face/RDシリーズなど今回の新製品では、SDスロット搭載でSDカードにテレビ番組を録画できる機能がある。有機ELディスプレイの応用製品としては、SDカード内の番組を屋外などで視聴できるモバイルビューワーといった展開が考えられる。この有機ELはコントラスト比が高いので、外光が当たっても黒は黒く、白は白く映し出すことができる。屋内でも色の再現性や質感などは従来のTFT液晶より上」(同社)
来年の商品化を目指しているとのことだが、同社によるとユーザーの要望が高ければ商品化時期を早めるかもしれないという。
また有機ELのとなりでは、モバイル放送(デジタル衛星放送)受信機を参考出展していた。
モバイル放送用の専用LSIを新規に開発し、手のひらサイズの小型軽量ボディを実現。アンテナも本体に内蔵しており、すっきりしたデザインに仕上がっている。EPGを搭載し、SDメモリーカードスロットも装備。SDカードを使ってモバイル放送の録画・再生が行える。
そのほか、手のひらサイズのプロジェクター「Palm Top Projector」や、0.85インチHDDの応用製品(別記事参照)など、近未来のコンセプトモデルが多数参考出展されていた。
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