全米レコード協会(RIAA)は9月30日、違法ファイル交換を行っていた762人を新たに著作権侵害で提訴したと発表した。この中には、大学のネットワークを使って非公認のP2Pサービスで楽曲を違法配信していた26大学の32人が含まれるという。
今回の訴訟もこれまでと同様、被告の氏名を特定しないまま提訴する「John Doe」形式で起こされた。eDonkey、Kazaa、LimeWireなど非公認のP2Pネットワークを使って違法なファイル交換が行われていたと、RIAAは主張している。
これとは別にRIAAは、数日前に68人を名指しで提訴したことも明らかにした。この68人の氏名は訴訟手続きを通じて特定され、RIAAが和解を持ちかけても応じなかったため提訴に踏み切ったと説明している。
RIAAプレジデントのキャリー・シャーマン氏は、大学のネットワークユーザーを相手取った訴訟は、非公認のダウンロードを利用すればどんな結果になるかを知らしめるためのものだとコメントしている。
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