2003年9月に好評のうち終了した「機動戦士ガンダムSEED」。この続編として10月9日より放送が開始される「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のプレミアム試写会が行われた。全国7カ所(東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、広島、仙台)で開催されたが、本会場の東京・国際フォーラムで開催された映像を、ブロードバンド配信により7カ所を結んで同時中継するというものだ。
ガンダムSEEDの世界について話し出すと長くなるのでここでは語らないが、簡単に述べると、「ナチュラル」と呼ばれる、自然に出生した人類で構成する「地球連邦」と、「コーディネイター」という、遺伝子操作によって生まれ出た人類がスペースコロニーに構成する共同体「プラント」による争いを描いたもの。
最初は地球連邦の「連邦軍」とプラントの「ザフト軍」が戦いの火花を散らしていたのだが、途中で中立国である「オーブ連合首長国」が登場したりと、状況は三つ巴の展開に……。最終的には地球連邦とプラントの間で停戦協定が結ばれ、戦いは終結した、というのがガンダムSEEDまでのお話。ガンダムSEED DESTINYは、ガンダムSEEDから2年後、「停戦協定なんて言ったって所詮は『停戦』。戦いなんて終わってないのよ」という所から話が始まる。
全国の会場に集ったのは2万人。7万人もの応募があり、その中から抽選で選ばれた人たちだ。ちなみに筆者は落選した。プレス向けの招待があってよかった……。
それにしても女性の姿が目立つ。筆者は2003年12月に行われたイベント「機動戦士ガンダムSEEDフェスティバル」にも参加したが、若い女性がやたら多いという印象だった。実際に、これまでのガンダムシリーズでは、DVD購入者の9割は男性だったというが、ガンダムSEEDの場合、6割が女性だという。
試写会では、ガンダムSEED DESTINYのメイキングビデオ、第1話の上映に引き続き、出演者から石田彰(アスラン・ザラ)、折笠富美子(メイリン・ホーク)、坂本真綾(ルナマリア・ホーク)、桑島法子(ステラ・ルーシェ)、森田成一(アウル・ニーダ)の5人が登場しての挨拶が行われた。
前作ガンダムSEEDから引き続き登場するアスラン・ザラ役の石田彰氏は「SEEDの場合、アスランはキラのことだけ考えていればよかったんですが、DESTINYではカガリの補佐役。オーブを中心として世界情勢も考えなければならないので、より複雑な役作りになりますね」と、SEEDの時とは違うプレッシャーを感じるものの、前作を超える作品にしていくとの意気込みを語った。
その後、オープニング曲「ignited」を歌うT.M.Revolution、エンディング曲「Reason」を歌う玉置成実が登場してそれぞれ主題歌を披露し、イベントは終了した。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYは10月9日からMBS・TBS系の全国ネットで、18時〜18時30分の時間帯で放映される(一部地域では放送開始日、時間帯が異なる)。筆者はもちろん、DVDレコーダーの毎週予約を完了している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR