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運命の闇を超えて、翔け抜けろ、ガンダム!!――ガンダムSEED DESTINYプレミアム試写会に行ってきました

» 2004年10月04日 08時00分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

 2003年9月に好評のうち終了した「機動戦士ガンダムSEED」。この続編として10月9日より放送が開始される「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のプレミアム試写会が行われた。全国7カ所(東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、広島、仙台)で開催されたが、本会場の東京・国際フォーラムで開催された映像を、ブロードバンド配信により7カ所を結んで同時中継するというものだ。

 ガンダムSEEDの世界について話し出すと長くなるのでここでは語らないが、簡単に述べると、「ナチュラル」と呼ばれる、自然に出生した人類で構成する「地球連邦」と、「コーディネイター」という、遺伝子操作によって生まれ出た人類がスペースコロニーに構成する共同体「プラント」による争いを描いたもの。

 最初は地球連邦の「連邦軍」とプラントの「ザフト軍」が戦いの火花を散らしていたのだが、途中で中立国である「オーブ連合首長国」が登場したりと、状況は三つ巴の展開に……。最終的には地球連邦とプラントの間で停戦協定が結ばれ、戦いは終結した、というのがガンダムSEEDまでのお話。ガンダムSEED DESTINYは、ガンダムSEEDから2年後、「停戦協定なんて言ったって所詮は『停戦』。戦いなんて終わってないのよ」という所から話が始まる。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY。左からオーブのアスラン・ザラ、プラント最高評議会議長のギルバート・デュランダル、モビルスーツ「インパルスガンダム」、主人公のザフト軍パイロット、シン・アスカ(インパルスに搭乗)。なおギルバート・デュランダル役はあの池田秀一。掟破りだ((C)創通エージェンシー・サンライズ・毎日放送)

 全国の会場に集ったのは2万人。7万人もの応募があり、その中から抽選で選ばれた人たちだ。ちなみに筆者は落選した。プレス向けの招待があってよかった……。

 それにしても女性の姿が目立つ。筆者は2003年12月に行われたイベント「機動戦士ガンダムSEEDフェスティバル」にも参加したが、若い女性がやたら多いという印象だった。実際に、これまでのガンダムシリーズでは、DVD購入者の9割は男性だったというが、ガンダムSEEDの場合、6割が女性だという。

新ガンダムのスペックや変形形態を解説したパネル。みんなケータイで写真を撮ってる
会場はもちろん超満員

 試写会では、ガンダムSEED DESTINYのメイキングビデオ、第1話の上映に引き続き、出演者から石田彰(アスラン・ザラ)、折笠富美子(メイリン・ホーク)、坂本真綾(ルナマリア・ホーク)、桑島法子(ステラ・ルーシェ)、森田成一(アウル・ニーダ)の5人が登場しての挨拶が行われた。

 前作ガンダムSEEDから引き続き登場するアスラン・ザラ役の石田彰氏は「SEEDの場合、アスランはキラのことだけ考えていればよかったんですが、DESTINYではカガリの補佐役。オーブを中心として世界情勢も考えなければならないので、より複雑な役作りになりますね」と、SEEDの時とは違うプレッシャーを感じるものの、前作を超える作品にしていくとの意気込みを語った。

 その後、オープニング曲「ignited」を歌うT.M.Revolution、エンディング曲「Reason」を歌う玉置成実が登場してそれぞれ主題歌を披露し、イベントは終了した。

 機動戦士ガンダムSEED DESTINYは10月9日からMBS・TBS系の全国ネットで、18時〜18時30分の時間帯で放映される(一部地域では放送開始日、時間帯が異なる)。筆者はもちろん、DVDレコーダーの毎週予約を完了している。

勢揃いした出演者たち。左から折笠富美子、坂本真綾、石田彰、T.M.Revolution、玉置成実、桑島法子、森田成一。ちなみにT.M.Revolutionが上着の下に付けているのは、総額11億5500万円相当のダイヤで構成されたドレストップだそうな
参加者に配られたガンプラ「1/144ザクウォーリア」。DESTINYからはモノアイのモビルスーツだけじゃなくてザクも登場

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