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カラー液晶だけじゃない――長時間再生も魅力な「Rio Su 70」レビュー(1/2 ページ)

» 2004年10月04日 22時31分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 リオ・ジャパンの新製品「Rio Su70」は、シリコンストレージを搭載したオーディオプレーヤー「Rio Su」シリーズのハイエンドとなる製品。シリーズとして初めてカラー液晶を搭載したほか、ボイスレコーディングやFMラジオチューナーなど多彩な機能を備えている。

 販売ランキングでも好調なRio Su 10で評価されている“簡単・シンプルさ”はハイエンドのこの機種でも継承されているだろうか。早速チェックしてみたい。

photo Rio Su 70の表面は非常につややかな仕上げ。触ったあとに指紋が目立ってしまうのは残念

メニュー画面が見やすいカラー液晶

 本体サイズは83(縦)×34(横)×18(厚さ)ミリ・42グラム。電源には内蔵リチウムイオン充電池を利用し、本体背面にはスライド式のUSBコネクタを搭載する。左側面には音量調整、ホールドスイッチ、右側面にはメインメニューを操作するジョグキーや再生/停止キー、ファンクションキーが備えられている。

photo スライド式のUSBコネクタ
photo 左側面(上)と右側面

 Rio Suシリーズとしては初めて搭載されるカラー液晶は、96×96ピクセルのバックライト付CSTNカラー液晶。ジョグキーを押し込むことで表示されるメインメニュー画面もカラーアイコンが使用されており、分かりやすい。

photo カラー液晶のメリットを感じるメインメニュー画面

 再生可能なファイル形式はWMA/MP3/WAV/ASF。WMAについては9月28日に提供開始されたファームウェアによるアップデートでWindows DRMへの対応も可能になり、各種の音楽配信サービスを利用可能になる。Rio Su10と同じく日本語ファイル名表示とID3タグにも対応する。

 音楽ファイルの転送は非常に手軽。エクスプローラーなどを用いて、外部ドライブとして認識されている本製品にファイルをドラッグ&ドロップすればよい。

細かな設定&シンプル操作は既存製品から継承

 ジョグキーを押し込むことで選択できるメニューには、「音楽データ再生」「製品情報」「ゲーム」「テキストビューワ」「イメージビューワ」「録音データ再生」「録音」「FMラジオ」の各項目が表示される。

 音楽再生の操作は非常にシンプル。ジョグキー長押しでツリー状のファイル選択画面を呼び出し、そこからフォルダあるいはファイルを選択し、再生キーを押せば再生される。

photo 音楽ファイル再生中の画面。画面には曲名、現在時刻、再生時間、ファイルのビットレートなどが表示される
photo ツリー形式の画面でも日本語ファイル名の表示が可能

 リピート/ランダムのほかで、任意の部分を繰り返し聞く(区間リピート)ような設定も可能だ。また、再生中に左側面の「WOW」ボタンを長押しすると、プリセットされている音響効果を切り替えることができる。

 用意されている音響効果は「T.Bass」(重低音モード)、「SRS」(サラウンド)、「WOW」(重低音+サラウンド)の3種類。また、音響効果とは別にイコライザーも用意されており、「NORMAL」「ROCK」「JAZZ」「CLASSIC」「POP」の5種類のほか、自分でセッティングすることもできる。

 FMラジオの操作も簡単。メインメニュー画面からFMラジオを選択するとラジオモードに切り替わる。この画面でもう一度ジョグキーを長押しすれば、プリセットモードとスキャンモードを切り替えられ、任意の放送局を最大20まで登録できる。FMエアチェックも可能で、受信中に「AB/REC」ボタンを長押しすればよい。録音時間は最長で9時間となっている。

photo FMラジオ画面

 ボイスレコーディング機能もシンプル。FMラジオと同じくメインメニュー画面から「録音」を選択するだけで録音が開始される。録音ファイルの形式はMP3で、ビットレートは64/128/160/192/224kbpsから選択でき(デフォルトは128kbps)、最長9時間の録音が可能。

 レコーディング機能については、音楽データもしくは録音データの再生中に左側面の「AB/REC」ボタンを長押しすることによっても録音を開始することもできる(ダイレクトレコーディング機能)。マイクは液晶上部に備えられているが、ライン入力端子に別途マイクなどを接続しておけばそちらからの入力が優先される。

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