三菱電機は、「CEATEC JAPAN 2004」の同社ブースに「霧ヶ峰」専用のネットワークアダプタ「みまもりさーばー」を出展した。2005年モデルのオプションとして販売されるもので、同社の提供するネットサービスと連携し、携帯電話を使った“リモート操作”と“みまもり”機能を追加する。
円形の本体には、30万画素CMOSカメラとIEEE 802.11b無線LAN機能を内蔵。「霧ヶ峰」本体とは電源供給も可能な専用ケーブルで接続し、ホームネットワークには無線LANで参加させる仕組みだ。「既にパソコン用の無線LANを使っている家なら、そのままアドオンできる」(同社説明員)。
注目の“みまもり”機能は3つ。まず、内蔵のCMOSカメラを使い、携帯電話から部屋の様子を確認できる。たとえば「うちの子、エアコンのスイッチ入れっぱなしで遊びにいってないかしら?」と不安になったとき。携帯電話で家の様子を確認し、誰もいないのにエアコンが動いていたら、そのままリモート操作でスイッチを切ればいい。
2つめは、エアコンがオフの状態でも利用できる温度監視機能だ。予め設定した温度より高くなったら、自分の携帯電話に「アラームメール」が届く仕組み。たとえば、部屋でペットを飼っている人なら、「急に暑くなったけど、ペットは大丈夫かな?」と不安になることもあるはず。そんなときも、アラームメールが届いたらエアコンのスイッチを入れればいい。一日中エアコンを入れっぱなしにしておくよりは経済的だ。
3つめは、家計に優しい“電気代”の監視機能。エアコンが使用する電気代に限られるが、たとえば「今月は1000円まで」などと金額を設定しておくと、オーバーした場合にやはり「アラームメール」を送信してくれる。メールが来たら、家族に小言を言えばいい。
三菱電機によると、「みまもりさーばー」は3万円前後で2005年4月頃に発売する予定だという。そのほか、使用時にはネットワークサービスの利用料金が必要になるが、詳細は未定だ。
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