野村総合研究所とインテルは、大阪の南港コスモスクエア地区にある高級ホテル、ハイアット・リージェンシー・オーサカにおいて、無線LANをベースとした音声(VoIP)・データ統合環境を整備し、10月中旬からトライアル稼働を行うと発表した。
これは、無線LAN有効活用のモデルプロジェクトとして実施されるものだ。
両社は無線LANソリューションの有効活用策に関する企画・提案・導入支援を行う先進的なモデルプロジェクトを運営し、ソリューションの標準化とその展開を推進している。この最初のケースとして、大阪市南港コスモスクエア地区で今年3月から活動を行っており、同ホテルへの導入は、その第1段階と位置づけられる。
このプロジェクトでは、同ホテル内に無線LAN(IEEE 802.11b/g)を整備。ホテル内のどこからでも利用できるようになっている。さらに、この無線LANを経由した音声・データ通信が利用できるよう「Mobile IP Centrex」環境の構築と整備が進められており、10月中旬より試験的な稼働が行われる。
正式稼働は12月上旬が予定されており、実現すれば世界でも先進的な事例となる。なお、システム概要や導入効果などについてのレポートは野村総合研究所から12月中をめどに公表される予定だ。
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