カシオ計算機は同社の電子辞書「エクスワード データプラス」シリーズの新製品として、PCからインポートした文字データの閲覧も可能にした「XD-DP1000」を10月15日に発売する。価格は4万7250円。
本製品は本体内に英語・国語を始めとして、ビジネス・学習・生活・旅行など多彩な分野の辞書を60冊収録するほか、CD-ROMもしくはSDカードによって辞書を追加できる同シリーズのハイエンドモデル。
本体サイズは142.5(幅)×99(奥行き)×12.8(厚さ)・約250グラム(電池込み)。本体外側にアルミ合金パネル、内部に高強度フレームと緩衝材を配置し、落下や振動も強い。液晶は4.5インチ(320×240ドット)のFSTNハイコントラスト液晶で、単4電池2本で約130時間の連続駆動が可能。
SDカードや同社Webサイトで提供される「エクスワード テキストローダー」を利用すれば、最大5Mバイトまでのテキストファイルを本製品にインポートし、閲覧することが可能。インポートしたファイル内に分からない言葉があれば、その意味を本製品の辞書機能で調べることもできるほか、しおり機能も備えており、「青空文庫」などで公開されている作品を楽しむこともできる。
電子辞書としての基礎機能も充実しており、語句を入力するとすべての対応辞書で同時検索できる「複数辞書検索」や文字種にあわせてジャンプ先の辞書を自動判別する「スーパージャンプサーチ」、例文や成句を英語系辞書からくし刺し検索できる「複数辞書例文検索」などを備える。英語学習の際に重宝する単語帳機能も備えており、最大で1500件まで登録できる。
内蔵されている辞書は、国語系8種類(広辞苑、逆引き広辞苑、全訳古語辞典、カタカナ語新辞典など)、英語系4種類(ジーニアス英和/和英辞典、英語類語辞典、英文手紙用例辞典)、百科・学習系8種類(百科事典 マイペディア、日本史/世界史事典、英単語ターゲット1900など)、生活・実用系11種類(最新 家庭の医学、最新サプリメント用語事典、冠婚葬祭マナー事典、法律用語がわかる辞典、ホトトギス俳句季題便覧など)、英会話・トラベル系13種類(英会話とっさのひとこと辞典、ひとり歩きのビジネス英語自遊自在、ひとり歩きの英語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/イタリア語/韓国語/中国語 自遊自在など)、実務・情報系16種類(日経パソコン用語事典、日経エレクトロニクス略語小辞典、通信・ネットワーク用語集 精選300、食品流通ハンドブック2003、経済新語辞典 2003年版、経営用語辞典など)。
このほかCD-ROMからの辞書追加も可能。本製品とPCをUSBで接続し、内蔵メモリ(20Mバイト)もしくはSDカード(最大512Mバイト)に辞書を転送することで、自分好みにカスタマイズすることができる。別売辞書は現在、「模範六法」や「理化学英和辞典」「現代用語の基礎知識 2004」などが用意されており、来年2月までに22タイトルに拡張される予定。
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