
順位	前回	メーカー名	型番	発売年月日	標準価格
1	1	三洋電機	LP-Z2	2003/10/21	268000
2	2	セイコーエプソン	EMP-TW10H	2004/4/28	168000
3	13	松下電器産業	TH-AE700	2004/10/8	オープン
4	4	松下電器産業	TH-AE500	2003/10/10	オープン
5	11	日本電気	VT470J	2004/8/1	248000
6	3	セイコーエプソン	EMP-TW200H	2004/9/17	268000
7	9	セイコーエプソン	EMP-54	2003/9/24	298000
8	16	セイコーエプソン	EMP-S1H	2004/5/1	148000
9	7	日本電気	VT47J	2004/7/1	オープン
10	5	松下電器産業	TH-LM1	2003/12/25	148000

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店（家電量販店、カメラ販売店、PC専門店）のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

　GfK Japanによる10月第2週のフロントプロジェクター販売ランキングでは、10月8日に発売された松下電器のホームプロジェクター「TH-AE700」がいきなり3位にランクインした。新モデルの登場で値ごろ感が出てきた従来機TH-AE500も先週と同じ4位につけるなど、新旧モデルが人気を博している。

　TH-AE700のレビューでもお伝えした通り、720pD4パネルを採用した今秋の新製品群の中でもトップクラスの画質が魅力。もっとも、画質面では前モデルのAE500も高い評価を得ており、レンズシフト機能や色調整機能がいらないというユーザーなら、AE700よりも実売で6万～7万円前後安いAE500を選ぶという選択肢も十分あり得る。

　松下製品以上に新旧モデルの価格差が激しいのが、最近1位を不動の座としている三洋電機のLP-Z2。新製品の「LP-Z3」は先週末10月15日発売なのでランキングには登場していないが、Z3の実売が23万円前後なのに対してZ2は14万円前後と大きく差が開いている。中には、Z2が特売で10万円を切ったという声もたまに聞こえてくるから驚きだ。

　周知の通り、今年秋のホーム向け液晶プロジェクター新製品の表示デバイスは、昨年モデルと同じセイコーエプソン製の第4世代D4パネルを使っている。もちろん新モデルは、電動絞り機構の採用や光学系・映像処理のブラッシュアップで、輝度やコントラスト比といったスペックは大幅に向上している。だが旧モデルも昨年のベストバイに輝いた名機ばかりだ。

　予算的に、またはホームシアター入門用として、解像度の低いエントリーモデルを選ぶよりも、価格が大幅に下がっているこれらハイビジョン対応の旧モデルも検討してみてはいかがだろうか。