富士通はこのほど関東総合通信局から、高速広帯域電力線通信(PLC)の実験設備の設置許可を取得した。年内をめどに東京電力の技術開発センター(横浜市)で実証実験を始める計画だ。
PLCの実用化に向けた課題となっている漏えい電波の低減技術を検証する。PLCモデム用チョークコイル(Common Mode Choke-coil)に、独自の送受信アナログ回路チューニング技術などのEMC技術を適用し、漏えい電波を低減したモデムを開発。東京電力の協力で実証実験を行い、効果を検証する。
富士通は規制緩和を見据え、実験で技術を蓄積し、モデム開発やシステム構築などPLC事業を拡大したい考え。
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