日本ヒューレット・パッカードは10月19日、DLP方式のホームシアター向けプロジェクター3機種を発表した。同社はこれまでもPC向けデータプロジェクターを販売しているが、ホームシアター製品を国内に投入するのは初めて。11月12日から店頭および直販サイト「HP Directplus」で順次販売を開始する。
製品名 | 価格 | 発売日 |
---|---|---|
HP ep7112 Home Cinema Digital Projector |
14万9835円 | 11月12日 |
HP ep7122 Home Cinema Digital Projector |
24万8010円 | 11月12日 |
HP ep9012 Instant Cinema Digital Projector |
20万円前後(予価) | 12月中旬 |
HPのプロジェクターは、円形を基調とした独特のデザインが特徴だ。このうち「ep7122」と「ep7112」は共通のボディを持つが、ep7122はXGA(1024×768ピクセル)対応、ep7112はSVGA(800×600ピクセル)という違いがある。また、1020ルーメンのep7122に対して、ep7112は840ルーメン。ep7122はDVI-Iインタフェースも備える。
コントラスト比は全モデル共通で1600:1。カールツァイス製レンズを採用した光学系は、F2.4の1.16倍ズーム付き。投射距離は1〜10メートルで最大270インチの画面に映像を投射できる。赤(R)・緑(G)・青(B)の光の3原色を2組配置する6セグメントカラーホイールなどにより、「奥行きのある豊かな色階調を実現した」(同社)という。
このほか、本体を動かさずに投影画面の高さを調整できる「ピクチャーシフト機能」、暗い部屋でもボタン位置を確認できる光るリモコンなどを備える。
「HP ep9012 Instant Cinema(インスタント シネマ) Digital Projector」は、DVDプレーヤーと2.1chサラウンドシステムを一体化したオールインワン・プロジェクターだ。内蔵アンプの出力は、ステレオスピーカーがそれぞれ15ワット、サブウーファーが30ワットで、この一台さえあれば気軽にホームシアターが楽しめる。
DVDプレーヤー部は、DVDビデオなどにくわえ、DVD±R/±RWの再生にも対応。MP3オーディオなどを記録したメディアもプレイ可能だ。対応サラウンドフォーマットは、Dolby Digital/Dolby Pro Logic、DTSとなっている。
もちろん、外部のオーディオシステムと組み合わせて利用することも可能だ。音声出力端子は、RCA同軸による5.1chデジタル出力とRCAステレオなど。また外部映像入力用のDVI-I端子も搭載した。
そのほかの主な仕様は下記の通り。
製品名 | ep7112 | ep7122 | ep9012 |
---|---|---|---|
解像度(ピクセル) | 800×600 | 1024×768 | 800×600 |
コントラスト比 | 1600:1☆2☆ | 1600:1 | |
明るさ | 840ルーメン | 1020ルーメン | 840ルーメン |
レンズ | F2.4、1.16倍ズーム☆3☆ | ||
映像入力 | コンポジット、S端子、コンポーネント | コンポジット、S端子、コンポーネント、DVI-I☆2☆ | |
本体サイズ | 386×365×205ミリ☆2☆ | 524×400×320ミリ | |
重量 | 約5.7キロ☆2☆ | 約10キロ | |
なお、日本HPでは、10月20日から東京ビッグサイトで開催されるデジタル機器の総合展示会「WPC EXPO 2004」に同製品を出品する予定だ。ブース番号は3500。
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