パシフィコ横浜で10月20日から開催している「FPD International 2004」のセイコーエプソンブースで、富士通ゼネラルの1080pフルハイビジョン対応液晶プロジェクター「LPF-D711WW」が参考出展されている。
表示デバイスはセイコーエプソン製の第4世代(D4)フルHD(1920×1080ピクセル)対応1.3型高温ポリシリコン液晶パネル(L3D13U)を3枚使用し、1920×1080ピクセルのフルハイビジョン表示が可能。
明るさは1200ルーメンでコントラスト比は3300対1と高輝度/高コントラストを実現した。富士通ゼネラルのプラズマテレビに搭載している映像エンジンAVM(Advanced Video Movement)を進化させた「AVM-II」を採用している。
特徴的なのは、そのボディ形状。本体のデザインはインテリアデザイナーの内田繁氏を起用し、斬新かつインテリアとの融合を目指した近代的デザインに仕上がっている。
サイズは430(幅)×350(奥行き)×95(高さ)ミリで重さは5キログラム。プロジェクター部とAVセレクター部を分けたセパレート構造になっている。入力端子はHDMI端子やDVI-D端子をそれぞれ1基備えるほか、コンポジット×4、S映像×4、コンポーネント×5、アナログRGB(D-Sub)×2、RS-232C×1と豊富なインタフェースを装備。
同製品は、米国で9月に行われたホームシアター専門展示会「CEDIA EXPO 2004」で参考出展されたほか、同月に日本で開催された「A&Vフェスタ 2004」の一部イベント会場で紹介されたもの。いずれも本体のみの展示で、実際のフルハイビジョン映像を映し出すデモンストレーションは行っていなかった。
今回はセイコーエプソンのブーススペース半分を使ってミニシアターを設置。120インチの大画面スクリーンを使って、天吊りされたLPF-D711WWから実際のフルハイビジョン映像を映し出していた。
「価格は230万円前後(税抜き)ぐらい。発売は年内、それも近いうちに市場投入する予定。ソニーQUALIA 004やビクターD-ILA機(DLA-HD2K)など他社フルHD対応プロジェクターと比べても輝度とコントラストのバランスの良さや色再現性などで上回っている」(富士通ゼネラル)
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