日本での発売も決定した携帯マルチプレーヤー「Portable Media Center」。同社ブースでは用意されている台数こそ少ないものの、自由にさわることができる。
触ることができる製品は、既に米国では販売が開始されているCreative Labsの「Zen Portable Media Center」を日本向けにローカライズしたもので、国内での商品名は「Creative Zen Portable Media Center 20GB」。
本体内部に20GバイトのHDDを搭載し、最大約85時間分の動画と約9000曲の音楽、数千枚に及ぶ画像を収録できるポータブルプレーヤーで、WMA/WAV/MP3/JPEGなどといった主要なフォーマットの再生をサポートする。
本体サイズは144(幅)×80.7(高さ)×27(奥行き ミリ)・約340グラム(バッテリー搭載時)。液晶は3.8インチのバックライト付きTFT液晶(320×240)で、スピーカーも内蔵する。
操作の感覚自体はWindows OS(というよりもWindows XP MCEか)に近く、左上にはWindowsの「スタート」と同様の働きをするボタンが設けられており、押すと「マイテレビ」「マイミュージック」「マイビデオ」といったメニューが表れる。
そのほか、左側には方向キーと「決定」「戻る」キーが、右側には「再生/停止」キーや音量調節キーが設けられている。そのほか、本体上部には4つのボタンが用意されており、音楽や写真、映像ファイルへのショートカットキーとして機能する。
バッテリーは脱着可能なリチウムポリマーで、バッテリー駆動時間は音楽再生時で22時間、動画再生時で約7時間となっている。バッテリーは別売としても用意されるので、外出先で交換することもできる。なお、本体にはチューナー機能は搭載しておらず、USB経由でPCからコンテンツを転送する必要がある。
年内発売予定で、価格はオープン。クリエイティブメディアのオンラインショップでの価格は5万7800円となっている。
MSNミュージックは、提供開始されたばかりの「Windows Media Player 10」日本語版との連携が大きなポイント。Webブラウザを立ち上げなくともWMP10の画面内から直接、MSNミュージックへアクセスできるため、ひとつのアプリケーション画面内で楽曲の検索・購入・ポータブルプレーヤーへの転送が行える。
提携コンテンツプロバイダーへのリンクもWMP10に内蔵されており、レーベルゲートの開始したWMAベースの音楽配信サービス「Music Drop」を始めとした、「Excite Musci Store」「Listen Music Store」といった音楽配信サービスや、「BANDAI CHANNEL」「Show Time」などの動画コンテンツサービスも利用することができる。
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