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ネットシネマ「愛してナイト」舞台挨拶〜11/1よりヤフーで配信

» 2004年11月01日 23時01分 公開
[記事提供:RBB TODAY]
RBB Today

 ブロードバンド・コンテンツとして注目されているネットシネマを集めた祭典「ネットシネマカーニバル」が、10月30日、31日に東京の六本木ヒルズで開かれた。

 31日には、11月1日から「Yahoo! JAPAN PR企画 CINEMA SELECTION」で配信がスタートする青春ラブストーリー「愛してナイト」(出演/高田宏太郎、加藤未央)の舞台挨拶と、先行試写会が行われた。

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 「愛してナイト」は、1980年代に集英社の「別冊マーガレット」で連載され、大ヒットした多田かおるの少女漫画を実写化したものだ。

 内容は、お好み焼き屋の看板娘「やっこ」こと三田村八重子(加藤未央)と、アマチュアロックバンドで活動する加藤剛(高田宏太郎)とのラブストーリーを軸に、八重子の父・秀之(赤井英和)らがコミカルな演技でからむ青春ストーリー。「Yahoo! JAPAN PR企画 CINEMA SELECTION」では、全12話を毎週月曜日に更新する。

 またこの作品は音楽劇になっており、剛役の高田宏太郎が歌う劇中バンド「Beehive」の楽曲が、12月22日から全国のレコード店で実際に発売される。

 この日の舞台挨拶には、主演の高田宏太郎と加藤未央、監督の大江利哉が登場した。

 高田宏太郎は自分の役柄について、「主人公の剛はロックバンドのボーカリストで女性にモテるが、弟を大事にする硬派なヤツです」などと説明。作品中に挿入されるバンドの演奏シーンについては、「僕自身、趣味でバンドをやっていますが、撮影のときに劇中のバンドといっしょに演奏したときはすごいテンションで興奮しました」とエピソードを明かした。

 一方、加藤未央は自身が演じた「やっこ」について、「早くから母を亡くし、父とふたりでお好み焼き屋を営みながら、夜間大学に通うがんばり屋さんです」と語った。

 さらに役作りについては「原作はとても人気があるし、作者の多田かおるさんはすごく有名な方です。原作を読んでいる人の中には、すでにその人なりの世界ができているでしょう。それを壊さないように心がけながら、私自身がイメージした『やっこ』ちゃんを演じようと考えました」(加藤)と説明した。

 また監督の大江利哉も、「(20年前の作品なので)原作のファッションや風俗は今とくらべてギャップがある。その中でいかに原作のイメージに沿えるかがポイントでした」と語っていた。

 配信帯域は1Mbps、300kbps、100kbpsの3帯域。利用料は無料で、視聴するにはWindows Media Playerを使用する。