秋の夜長、ハロマテラピーに癒される
疲れて誰もいない部屋に帰り、コンビニ弁当を食べながらTVにツッコミを入れてはふと空しい気分になる――そんな一人者のせつない夜をちょっぴり癒してくれるのがハロマテラピーだ。
ハロマテラピーは、「機動戦士ガンダム」シリーズに登場する「ハロ」の形をした電動芳香器。発案者の花王カスタマー事業部の西口久雄部長は「一人暮らしの独身女性に使って欲しいと」話していた。ハロのかわいさと動き、リラックスできる香りが、疲れと寂しさを忘れさせてくれるというのだ。
というわけで独身・腐女子・一人暮らしと三拍子そろった記者が、早速使ってみました。
ハロマテラピーは、およそ芳香器らしくない。見た目は台座に乗ったハロ。スイッチがどこなのか、香りがどこから出てくるのかも、見ただけでは想像がつかない。
まず、付属のプラスチック製芳香剤ケースに専用芳香剤を入れ、背中の専用スペースに装備する。
単3形乾電池×2本を台座部分にセットすると準備完了。電池の種類や使用頻度にもよるが、約2カ月間連続使用できるという。
ハロの頭をぎゅっと押せばスイッチオン。結構強く押し込まないといけないので、ハロ痛くないかなぁ、壊れないかなぁと、ちょっとドキドキだ。
スイッチが入るとボディが左右にゆっくり揺れ、耳がパタパタ開閉する。同時に、芳香剤入れの奥に装備したファンが香りを吸い込み、ダクトを通して耳まで届けて外に飛ばす仕組みだ。動作中は「ウィーン」というモーター音が結構耳につくが、ハロが懸命にがんばっている感じが音から伝わってくる気がするのでそれもまたよし。
緑ハロにはローズマリー、ピンクハロにはカモミールの専用芳香剤が付属している。ローズマリーはいかにも芳香剤といった感じでちょっぴりトイレっぽい香り。カモミールは甘くてフルーティーな香りだ。
香りは1メートル四方くらいまで飛ぶ。6畳間だと2回スイッチを入れれば十分な香量(?)を得られるという。ハロが止まった後も、耳から香りが少し漏れ、ハロ周辺はいつもいい匂いだ。
別売りの専用芳香剤セットにはこの2種類に加えて「マリン」という香りが入っている。インタビュー時に少し嗅がせてもらったが、これがさわやかでいい香りなのだ。おすすめです。
ちなみに、動き回ったりしゃべったりといった、ハロのおもちゃによくある機能は備わっていない。ひたすら揺れて香りを出し続ける、ちょっと内気で生真面目なハロだ。
ハロのおもちゃといえば、分解するのが弊紙の相場なのだが(関連記事参照)、開発にあたったバンダイ ライフスタイルカンパニー ライフ事業部 日用・家庭雑貨チームの高尾大樹サブリーダーによると「とても精密に作ってあるので、一度バラしたら元に戻すのは難しい」とのこと。今回は泣く泣く断念した。
電池で楽しめるハロマテラピーは、火やコンセントが必要なアロマオイルやアロマキャンドルと違って手軽。一人きりの部屋でふと手持ち無沙汰になったとき、スイッチを入れるとなんだか癒されるし、友人が来たら「これ何?」と話題になる。芳香器には見えないから、動かして正体を教えると大概の人は驚く。ガンダムを知らない友人にも「かわいい」と好評。プレゼントにもいいかもしれない。
残念なのは、香りのバリエーションは3つで全部で、アロマテラピー風に楽しむには物足りないこと。ラフレシアでもデンドロビウムでもいいから、もうちょっと色々楽しめればいいのになぁ。
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