リサーチプラスは12月3日、インターネットユーザー300人を対象とした「路線検索サイト」についての調査結果を発表した。
これによると、電車などの乗り換えや時刻の情報収集について、「PC向けの路線検索サイトを利用する」とした人が64.0%、「PCと携帯電話向けの路線検索サイトを両方利用する」が18.3%、「携帯電話の路線検索サイトを利用する」が4.7%となり、昨年調査時よりも路線検索でPCを利用する人が増えていることがわかったという。
一方、「インターネット上の路線検索を利用したことが無い」と答えた13.0%の人にその理由を尋ねたところ、昨年同様「電車に乗ることがほとんどないので調べる必要もない」との意見がほとんどを占めた。
路線検索でもっとも利用されているWebサイトは、「Yahoo!路線情報」が昨年より10ポイント減少しながらも50.6%で首位。次いで、「駅すぱあと」(19.4%)、「駅前探険倶楽部」(10.1%)、「ジョルダン乗換案内」(7.3%)、「インフォシーク乗り換え案内」(2.4%)と並んだ。
注目されるのは、昨年は選択項目にも入っていなかった「駅すぱあと」と「ジョルダン乗換案内」がそれぞれ2位と4位にランクインしたのに対し、「駅前探険倶楽部」と「インフォシーク乗り換え案内」はベスト5に入っているもののポイントを下げたほか、昨年3%以上の支持を獲得していた「路線図ドットコム」「msn路線」「goo路線」「@nifty路線検索」などのサービスが軒並みポイントを下げた点。
また、携帯電話で利用しているサイト名と、その有料/無料をたずねたところ、「無料サイト」が19.5%、「有料サイト」が3.5%、「PC向けの路線検索サイトのみを利用している」が77.0%となり、ここでもPC向けサービス利用が目立つ結果となった。なお、利用しているサイト名として挙げられたのは、「無料」は「AD乗り換え案内」が、「有料」は「駅すぱあと」がそれぞれトップだった。
インターネットの路線検索について自由意見を求めたところ、全体的に「便利で助かっている」という声が多かった。
不満点は「検索後に表示される経路が少ない」「もっと安いまたは早い路線を知っているが、それが出てこない場合がある」など。さらに「乗り換えに必要な時間も表示しておいてほしい」「大きな駅の場合、何番線といわれても探せないので、駅の地図も表示されればより便利」「駅周辺の情報が少ない。地図だけでなく写真もあればもっとわかりやすい」「休日ダイヤや急な事故によるダイヤの乱れなどを迅速に表示させておいてほしい」といった希望もあった。
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