ヤマハ発動機は12月16日、来年3月から愛知県(名古屋東部丘陵)で開催される「2005年日本国際博覧会」(愛知万博、愛・地球博)の会場内移動用ツールとして、電動駆動システムを搭載した「自転車タクシー」を製作したと発表した。
自転車産業振興協会からの依頼を受けて製作したもので、電動ハイブリッド自転車「ヤマハPAS」の駆動ユニットをベースにしたものに独自デザインの車体を搭載。同社ではこの自転車タクシーを7台製作、愛知万博の会期中に来場者の会場内移動ツールとして利用される予定。
自転車タクシーのコンセプトは、愛知万博のテーマに同社の企業目的を組み合わせた「“自然の叡智”と“感動創造”との調和」。“人と自然の調和”を目指したPASの技術を生かすとともに、同社FRP技術を駆使して柔らかさと硬質感を組み合わせた外観にすることで、「懐かしさ」を感じさせながらも「未来感」を感じれるフォルムにしたという。
内装には麻や木質繊維などの天然素材を使用。ルーフ部には透明素材を用いて外部空間との一体感を強調している。
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