Boeingは2005年中に、飛行機内でテレビ放送を試聴できるサービスを提供する計画だ。同社幹部が明らかにした。
このサービスでは、衛星を使って高速データ接続を飛行中の旅客機に提供するConnexionを利用してテレビを放送する。Connexionは2004年初めから乗客向け提供を開始しているインターネット接続サービスで、下りが5Mbps、上りが1Mbpsとなっている。
BoeingのConnexion事業部で航空会社担当副社長を務めるスタン・ディール氏は「2005年中頃に開始する予定で、当社の国際線向けサービスで提供される。利用客のノートPCで最大4チャンネルまでのライブTVを見ることができる」と述べている。
Boeingは提供するチャンネル名は明らかにしていないが、国際ニュースと経済ニュースチャンネルになるという。
「おそらく2006年頃にはスポーツの生中継などのコンテンツを提供するつもりだ」と同氏は言い添えた。
テレビサービスが最初に開始されるのはSingapore Airlinesで、次に他のConnexion提携航空会社に拡大する予定だ。Singapore Airlinesではシンガポール発のロンドン便で2005年第1四半期からサービスを提供する計画だという。
Connexion by Boeingサービスは全日空の東京=上海便で11月からサービスインし、12月にはJALの東京=ロンドン便でもサービス開始している。
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