調査会社Forrester Researchが欧州の消費者を対象に実施したオンラインショッピング動向調査によると、買い物にネットを利用する人の数は6000万人を超え、2003年初頭に比べて50%増加した。
この調査は西欧7カ国の消費者2万2907人を対象に今年4〜6月期に実施、オンラインショッピング動向に大きな変化が起きていることが示されたという。特に女性がネットショッピングの牽引役となっていることが判明、ネットで買い物をする女性は2002年の約1700万人から、現在では2740万人へと増えている。
欧州では約53%がインターネットを利用しており、そのうち買い物にネットを使っているのは約半数。英国とドイツを合わせたオンラインショッピング利用者は4000万人に上り、全体の3分の2を占めている。商品価格の比較サイトはほぼ半数が利用しているが、顧客つなぎとめのためにショッピングサイトが打ち出す特典などはそれほど重視されていないことが分かったという。
ショッピング傾向は商品のカテゴリーによっても異なり、例えば衣類をオンラインとオフラインの両方で買うユーザーは55%に上ったが、イベントのチケットをオンラインで購入している人のうち、オフラインでもチケットを買うという人は16%にすぎなかった。
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