米Microsoftはラスベガスで開幕したConsumer Electronics Show (CES)で、デジタルエンターテインメント関連の提携を幾つか発表した。ただ、デジタル音楽の分野で中心に躍り出るための広範な戦略はまだ何も打ち出していない。
しかし、現在デジタル音楽界のスターであるApple Computerに対抗するため、Microsoftがソニーとの提携を模索している可能性を示す証拠が浮上してきた。AppleのiPodとiTunesは業界の羨望の的となっており、Microsoftはこれに加わるチャンスをうかがっているようだ。
Wall Street Journal紙が1月6日報じたところでは、Microsoftのビル・ゲイツ会長は、Microsoftとソニーは両社とも、オンライン音楽サービスや著作権保護を含むデジタル音楽「インフラ」で手を組む動機がある、と語ったという。
Microsoftは同日、ゲイツ氏の発言についてそれ以上のコメントは避けたが、両社は相互の技術が交差する多数の分野について、交渉を続けているとの声明を出した。
提携の可能性に関する報道については、ソニーもコメントを避けている。
ゲイツ氏はCESで5日に行った基調講演で、Yahoo!、MTV Networks、TiVo、Fox Sportsなど、同社のWebサイトと携帯用ソフトを通じて配信されるデジタルコンテンツを増やすための提携にスポットを当てたが、ソニーの名は公には口にしなかった。(→詳細記事)
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