「2005 International Consumer Electronics Show」(CES)開幕前夜、ホテルのホールにさまざまなメーカーがブースを構える“ミニ展示会”ともいえる「Digital Experience 2005!」が開催された。会場には文字通り、生活にちょっと役立ちそうなデジタルグッズが多数展示されていた。
Fossilが展示していたのが、Microsoftが発表した「MSN Direct」に対応した腕時計型PDA「WRIST NET」。今春には販売が開始される予定で、予想販売価格は129.99ドル。
MSN Directとは、Microsoftの「SPOT」(Smart Personal Object Technology)グループが腕時計メーカーと協力して開発したもので、FM電波を利用し、個人の好みのあわせてカスタマイズした情報を腕時計型のデバイスに表示させることができるサービス。1年間39.95ドルを利用料として支払うことによって、ニュースや天気、株価などの情報を受け取ることができる。
WRIST NETはそのMSN Directに対応したデバイスで、見た目はメタルの本体に革製のベルトを組み合わせた、少しゴツ目のデジタル腕時計。PCとシンクロさせてOutlookのカレンダーとアドレス帳を表示させることができ、MSN Directにて提供されるコンテンツ(一般ニュース・天気・株価)をリアルタイムにて表示させることができる。
そのほか、本製品向けとして用意されている、所在地にあわせた時刻の表示(現在地にあわせて自動的に時刻設定も行ってくれる)や映画情報(最寄りの映画館で上映されている作品の情報や上映時間など)、スポーツ情報(事前に設定したチームの関連ニュースや、試合時のスコア変動など)などを表示させることができ、MSN Messengerからのメッセージを受信することもできる。
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