セイコーエプソンはCESにて、同社初となるフルHD(1920×1080i)に対応したリアプロTVの参考展示を行っている。
展示されている製品はLIVINGSTATION(57インチ)をベースにした試作機で、1920×1080iのフルHD表示が可能となっている。投影方式はもちろん3LCD(透過型液晶)で、パネルは0.9インチ「D5」が利用されている。
「HDの解像度に対応するためにパネル設計の見直しを行ったが、0.9インチというサイズは既に導入実績があるし、パネルの量産もすでに計画済みなので、製品化に際しての技術的な障壁は少ないと考えている」(同社)
ただ、高解像度化を進めたために駆動部にかかる負担が大きくなっており、その部分がコストにも反映されるという。「量産が進んだあとならばとにかく、当初から720pと同レベルの価格帯を実現することは難しい」(同社)。
発売時期は未定となっているが、技術的な問題はほぼクリアされているために、同社としてはHDコンテンツを再生できるプレーヤーが登場する今年末を目処に、検討を進めている。
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