アイ・オー、高画質エンコーダ採用のハイエンドTVキャプチャーカード発表(1/2 ページ)

» 2005年01月12日 18時14分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は1月12日、都内の同社オフィスにおいて、高画質志向のハードウェアMPEGエンコードチップ「XCode II」を搭載するTVキャプチャーカード「GV-MVP/GX」、および最大6枚の複数枚差しが可能なハードウェアMPEGエンコーダ搭載の低価格モデル「GV-MVP/RX2E」、ネットワークプレーヤー「AVel LinkPlayer AVLP2/G」を発表した。

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 2005年度において同社は、「現状、TVチューナー付きPCが一般化し、HDDに録りためることは一般化してきていることは認知されてきてはいるが、PCユーザーのみのターゲットとするには飽和状態にもある。今後は家庭用TVやAV機器も含めた、複数のビデオサーバ、ビデオクライアントが普及してくる時期に来ている」とし、同社のネットワークビデオプレーヤーを中心とする「AVeL」ブランドを軸に、多層のユーザーに多段な手段を提供していくという。

photo アイ・オー・データ機器 取締役エンターテインメントユニット担当 土田 拓氏

 具体的には、「ネットワークを介したデジタルコンテンツの配信」や「ブロードキャストサービスのデジタル化」などが現実的となる方向へ進み、ホームネットワーク機器とPC機器との相互接続を可能とする、DLNA(関連記事参照)対応などがキーワードになってくる。

「XCode II」搭載の高画質志向ハイエンドキャプチャーカード「GV-MVP/GX」

 GV-MVP/GXは、ハードウェアMPEGエンコーダにViXS製「XCode II」を採用し、高画質録画に加え、高速トランスコードもハードウェア処理が行えることが特徴となるTVキャプチャーカード。1月末発売予定で、価格は2万5300円(税別)。

photo GV-MVP/GX

 搭載されるエンコードチップ「XCode II」は、次世代のメディアセンターやPC用キャプチャー製品、家庭用HDD/DVDレコーダーなどへの採用が見込まれるもので、国内用PC用デバイスとしては初搭載となる。

photo XCode II

 MPEG-1/2/4へのエンコードのほか、録画済みデータのトランスコード(ビットレート変換/解像度変換など)、AES・CBC/DES/3DESへの暗号・複合化、ビデオ配信時において30fpsのフレームレートを維持しフレーム落ちを防ぐ技術「ABFM機能」などを1チップで提供する。

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photo ViXS Systems 社長 Sally Daub氏(左)、副社長Brian Burns氏

 XCode IIの採用により、低ビットレート時でも画質劣化が少なく、高画質さを維持でき、結果として録画データサイズの圧縮にも繋がる。例えば低ビットレート時での録画データに目立つ、シーンチェンジ時などにおけるブロックノイズ量を低減させる。

photo GV-MVP/GXによるFull D1/1Mbps VBR(Peak 2Mbps)の1コマ(左)、他社製同ビットレートの1コマ(右)とのブロックノイズ量の違い

 また、DVDメディア容量に合わせた容量にする場合などに行うトランスコード処理も、ハードウェア処理により行えることも特徴の1つとなる。

 例えば、市販のソフトウェア処理によるソフトで行った場合は約150分かかる、6Mbpsで録画した2時間分のデータを2Mbpsへトランスコードする場合、XCode IIのハードウェア処理により約23分ほどに短縮できるとしている。録りためたデータをトランスコードすることで、1枚のDVDメディアにまとめて記録するといった用途などが挙げられる。

photo ハードウェア処理によりトランスコードも行える

 TV視聴・録画用アプリケーションには、2004年11月に発表されたWチューナー/複数枚差し対応の「GV-MVP/RX2W」と同様の、複数起動対応の「mAgicTV 5」が付属する。

 mAgicTV 5には、キーワード指定による自動録画機能「おまかせ録画」や、多チャンネル同時録画対応機能、DVD作成やCMカット機能も備える再生ツール「mAgicPlayer」、録画データを携帯電話用ムービー形式へ変換する機能(ユーリード「Video ToolBox 2」のバンドルにより、連携される)などの機能を持つ。

 なおGV-MVP/GXは、同製品のみによる同時6枚搭載可能で、最大6番組同時録画に対応する。主な仕様は以下の通り。

製品名GV-MVP/GX
エンコード対応形式MPEG-2
エンコードチップViXS製「XCode II」
高画質化機能ゴーストリダクション、3次元ノイズリダクション、3次元Y/C分離、フレームシンクロナイザ、画質補正機能(3次元ノイズリダクションと3次元Y/C分離は排他)
映像ビットレート1M〜15Mbps(Full D1、VBR/CBR)、25Mbps(I Frameのみ)、1〜7Mbps(Half D1)、SIF 525(352×240ピクセル)
音声ビットレート192、224、256、320Kbps
音声周波数48KHz
搭載インタフェースTVアンテナ入力×1、RCA映像入力×1、S-Video入力×1、RCA音声左右入力×1
搭載可能台数6台(最大6番組同時録画)
カードサイズ106.68(幅)×167.64(長さ)ミリ
重量約145グラム
発売2005年1月末
価格2万5300円

H/Wエンコーダ+高画質化機能+複数枚差し対応で1万円台の普及価格モデル「GV-MVP/RX2E」

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