ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)は、コンテンツサービスへの注力を明確にするとともに、「My Sony Cardの機能プラスα」の機能を持つという「My So-net Card」サービスを2月から提供することを明らかにした。
1月17日に行われた記者懇親会の席上で公表した。挨拶に立った同社の山本泉二社長は、「Livly Island」の登録者が30万人を突破したことや韓国ドラマのVoDサービス「韓動ドラマ!」が延べ300万ストリーミングを記録したことを挙げ、「今後は“コンテクスト・メーカー”という新しいスローガンを掲げ、さらに強化していきたい」とアピールした。
昨年12月にはコミュニティサービスやblogを相次いで発表し、コンテンツサービスへのフォーカスを鮮明に打ち出した同社。事実、新規ユーザーの獲得ペースが鈍化傾向にある回線事業に対して、関連ネットサービスの売上高は、2004年度第1四半期でプラス53%(前年同期比)、第2四半期も45%の上乗せになっているという。
会場には展示スペースも設けられ、コンテンツ戦略の新しい柱として登場したカスタマイズ可能なポータルサイト「My So-net」やホームページサービス「So-netミニホームページ」、ステレオ音声によるリアルなコミュニケーションサービスを実現した「So-netフォンP'」「あそべるフォンP'」などをデモンストレーション。その中には、2月に正式発表する予定の新しいカードサービス「My So-net Card」も含まれていた。
My So-net Cardには、Edy機能を持つカードとクレジットカード機能を持つ2種類があり、どちらもFelicaを内蔵。So-net内コンテンツの課金決済やECに利用できるほか、USB接続のカードリーダーと組み合わせれば、My So-netログイン時の認証も可能だ。このカードでログインすると、同社のポイントサービスと連携したスクラッチカードゲームに参加できる特典もあるという。
なお、現在β版を無償提供している「So-netミニホームページ」、人力検索の「So-net MonDo」などは、春以降に順次正式サービスへ移行するとともに、スマイル購入(ミニホームページで使用する利用料金の単位)など一部を有料化していく予定だ。
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