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伸縮自在で配線しやすい光カールコード

» 2005年01月18日 18時26分 公開
[ITmedia]

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、光ファイバーコードをカールさせ、伸縮自在にした「@くる。」(あっとくる)を1月19日に発売する。オープン価格で、実売予想価格は9000円前後。

外観(図1)と、カールを伸ばした状態(図2)

 両端にコネクタを装備した光ファイバーコードの中央部に、直径16ミリのカールをつけて伸縮自在にし、長さを調節しやすくした。カール部の長さは20センチで、数倍程度まで伸ばせる。家庭・オフィス内配線のほか、機械可動部にも利用可能だ。

 従来のストレートケーブルは、長すぎると余った部分を巻き取らねばならない上、伝送損失を避けるため、巻き取り部の直径を6センチ以上にする必要があった。

 @くる。は、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した、伝送損失を抑えてカールさせる技術を応用。挿入損失を2デシベル以下に抑えた。反射減衰量は通常のコードと同等の40デシベル以上。8万回伸縮させた後でもカールの伸びは10%以下と耐久性に優れるため、伸縮を繰り返す機械可動部での利用も可能だ。

 カール部以外の長さは20センチで、コードの直径は2ミリ。端子部はSCコネクタかMUコネクタ。製造は日立電線が行う。

 同社は@くる。を、1月19日から開かれる「ファイバーオプティクスEXPO」(東京ビッグサイト)の同社ブースに出展する。

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