日本音楽著作権協会(JASRAC)は1月26日、「音楽著作権協会のフクヤマ」「エイベックスのヨシダ」を名乗る人物が、「WinMX使用に伴う著作権侵害の示談のため、現金を支払え」という電話をかけていることを明らかにした。
JASRACによれば、同協会には「フクヤマ」なる人物は存在しておらず、また、こうした行為についても同協会・エイベックスともに関知していないという。このため、同協会では詐欺行為の疑いが強いとして、ユーザーに注意を呼びかけている。
同協会の話では、ファイル交換ソフトによって無許諾で音楽著作物をやりとりすることについては独自の調査を行い、使用者に対して警告したり、法的手段を講じたりすることはあるが、電話で直接該当者に連絡を取ることはないという。
現在のところ被害は確認されていないが、昨年12月にも、同協会に似た名称の団体から依頼を受けた法律事務所を名乗る電話が、一般のユーザーに対しファイル交換ソフトの利用状況について尋ねるという事件が起こっている。
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