おかしな顔の画像に隠れてトロイの木馬をインストールするワーム「Wurmark-F」について、セキュリティ企業のSophosが注意を呼びかけている。
Sophosによれば、このワームは「easy_lay666@lovenet.com」「sexy_guy88@aol.com」といった偽アドレスからの電子メールで届き、本文では笑いを誘う内容と称して添付ファイルを開くよう仕向けている。
添付のZIPファイルを開くとワームに感染、口をゆがめておかしな顔を作った男性の画像が表示される。その裏でトロイの木馬ワームの「Rbot-US」をインストール。感染したPCをリモートから操作して、キー入力の記録やスクリーンショット取得、Webカメラでのユーザー撮影ができる状態にしてしまう。
Wurmark-FやRbot-USのようなワームは、ホームコンピュータや防御が不十分な企業を標的にした悪質なプログラムがますます増えている傾向を物語るものだとSophosは指摘。「組織犯罪がウイルス作成に関与するケースがかつてなく増えており、感染して制御できるコンピュータを見つけるための攻勢を強めている」(上級技術コンサルタント、グラハム・クルーリー氏)と解説している。
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