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携帯やパソコンから家電を遠隔操作する新「パワナビユニット」

» 2005年02月07日 22時18分 公開
[ITmedia]

 松下電工と東京電力は、「ネットワークコントロール付パワナビユニット」の開発を表明した。松下電工が2004年7月に発売した「パワナビユニット」にネットワーク機能を付加。携帯電話やパソコンから家電製品の遠隔操作を可能にするという。

 「パワナビユニット」は、電気使用状況を常時監視し、電気を使い過ぎたときはブレーカーが落ちる前に警告してくれる“ピークカット制御機器”だ。家庭用の分電盤と接続し、ユニット自体は台所や廊下など見やすい場所に設置しておくと、内蔵された電流センサーが電気の使いすぎを自動的に検知して音声で通知するほか、JEM-A端子付きの家電製品(エアコンや電気式床暖房など)を自動的に停止させ、電気の使用量が減少すると自動的に運転を再開する「デマンドコントロール機能」を持つ。

photo 松下電工が2004年7月に発売した「パワナビユニット」

 今回発表されたネットワークコントロール付パワナビユニットは、従来の機能にくわえ、携帯電話やパソコンからインターネット経由でアクセスし、JEM-A端子を装備している家電製品の運転・停止操作や運転状況の確認が可能になる機能を備えた。

photo ネットワークコントロール付パワナビユニットのシステム構成イメージ

 さらに今後は、パソコンで設定したスケジュール(日単位・月単位)に基づいて家電製品の運転・停止を制御する「タイマー制御機能」や、パソコンに1日の時間帯ごとの電気の使用状況を表示する「エネルギー表示機能」の実証実験を行い、さらに機能を追加していくという。

 ネットワークコントロール付パワナビユニットは、2005年秋に松下電工から発売される予定。なお東京電力では、2月9日から東京ビッグサイトで開催される「ENEX 2005」に同製品を出品するという。

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