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ソニー、“オーディオ特化”のエニーミュージック対応機

» 2005年02月17日 20時47分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは、音楽ダウンロードサービスをPCなしで利用できる「エニーミュージック」に対応したHDD搭載オーディオシステム“ネットジューク”「NAS-A10」を発表、3月15日より発売する。価格はオープンだが、実売想定価格は6万3000円前後の見込み。

photo ネットジューク NAS-A10

 新製品は、同社のエニーミュージック対応機としては「NAS-A1」に続く第2弾の製品だが、「より音楽を楽しむことに重点を置いた」(同社)というモデル。NAS-A1に搭載されていたWebブラウジング/メール機能は省略され、本体も小型化されている。

 本体は縦型のスリムタイプで、サイズは90(幅)×315(高さ)×314(奥行き ミリ)・約4.9キロ。USB2.0インタフェースが採用され、HDDウォークマンやNetMDなどへの楽曲転送がより高速に行えるようになった。メモリースティックDuoもアダプタなしで使えるため、携帯電話やPSPへ音楽を持ち出すことも容易だ。

 40GバイトのHDDには最大2万曲の楽曲が収録可能(ATRAC3 66kbps時)で、Gracenote CDDBによるアーティスト名やアルバム名の自動取得機能も備える。リッピング速度は最大8倍速で、CDプレーヤーはMP3が記録されたCD-Rも再生可能だが、WMAの再生には対応しない。LAN上にあるPCに収録されている音楽ファイルを、ストリーム再生する機能も搭載されている(PC側にVAIO Mediaなどのソフトが必要)。

 入出力端子としてアナログ音声入力、アナログ音声出力、ヘッドフォン端子、コンポジット出力端子を装備。NAS-A1に搭載されていた光デジタル入力端子は省略された。スピーカーは2Wayバスレフ方式で、10センチのウーファーと4センチのツィータを搭載する。

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