2月23日深夜にアップルコンピュータが発表した新iPodに関しては、Mac系噂サイトの「カラー液晶搭載iPod mini」という予想は外れたようだ。しかし、ささやかれていた6Gバイトドライブ搭載iPod miniは登場した。また、PortalPlayerのCEOが予想していたデジカメからのダイレクト画像取り込み&プレビュー機能も、新しいiPod photoでサポートされている。
新しいiPodは従来どおりの4Gバイトと、容量を1.5倍に増やした6Gバイトの2モデルとなった。カラーバリエーションは4色(シルバー、ブルー、ピンク、グリーン)で、ゴールドがなくなっている。Appleによれば、カラーはより鮮やかなものになったという。従来の4GバイトiPod miniは2万1800円と価格を引き下げられ、6Gバイト版は2万7800円となっている。
スティーブ・ジョブズCEOは「画期的な価格とこれまでより2倍以上長くなったバッテリー駆動時間により、新しいiPod miniはさらに多くの音楽愛好家にアピールする」と述べている。充電時間4時間で、最長18時間の再生が可能。バッテリー持続時間はiPodの中で最長だ。なお、重量は4Gバイト、6Gバイトともに103グラム。
新しいiPod photoは30Gバイトと60Gバイトの2種類。30Gバイトモデルが3万8800円。60Gバイトモデルは4万9800円と、前モデルの7万140円から大幅値下げとなった。40Gバイトモデルはなくなっている。40GバイトモデルはiPodの全ラインアップから消え、HDDタイプでは4Gバイト、6Gバイト、20Gバイト、30Gバイト、60Gバイトとなっている。なお、photo機能のないiPodは20Gバイトのみ。iPod photoの重量は30Gバイトが166グラム、60Gバイトは183グラム。
ジョブズ氏は、「新しいiPod photoではアルバムのアートワークや個人のフォトライブラリをフルカラーで楽しむことができるほか、オプションのiPod Camera Connectorを使ってデジタルカメラから直接写真を取り込める」と説明している。
iPod photoの弱点とされていた、PCを経由しないデジカメからのインポート&プレビューが可能になったわけだ。なお、iPod Camera Connectorは3月下旬に3400円で発売される。従来はBelkin製のDigital Camera Linkを使用する必要があったが、価格は1万円近くしており、このオプションについても実質的な値下げと機能アップが実施されたと言えるだろう。
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