日本ビクターは2月28日、3月上旬に発売を予定していたコードレスサラウンドヘッドホン「HP-W1000」の発売を中止すると発表した。
昨年9月に発表したHP-W1000は、高音質なワイヤレス伝送を可能にする非圧縮デジタル赤外線伝送方式を採用。アンプ部にも高効率なデジタルアンプを搭載し、光デジタル入力からアンプ出力まで完全にデジタル化した“フルデジタル伝送”と、高級感ある仕上がりが売りだった。
当初の予定では昨年11月の発売だったが、昨年末に一部回路の不具合による回路設計の変更などから発売が3月に延期するとアナウンスされていた。
同社は発売中止の理由について「業界トップクラスの高音質再生と臨場感に優れたサラウンドヘッドホンを目指して開発を進めてきたが、目標とする商品完成度の達成には、さらに多くの時間を要することが判明したため」とコメントしている。
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