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デジカメの祭典で各社の“イチオシ”を見てきたPIE2005(1/3 ページ)

» 2005年03月17日 21時45分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 フォトイメージング関連の総合展示会「フォトイメージングエキスポ 2005(PIE2005)」が3月17日から東京ビッグサイトで開幕した。3月20日までの4日間、この春に投入される各社のデジカメ最新機種の競演が繰り広げられる。

photo 東京ビッグサイトで開幕したフォトイメージングエキスポ 2005

 今年は160社・団体が出展し、デジカメの主要メーカーもほぼ出揃った。会場に出向けば、各社のこの春の“イチオシ”デジカメやレンズを一度に見比べることができるのだ。というわけで、各社の見どころを一気に紹介しよう。

ペンタックス

 ペンタックスブースでは、昨日発表されたレンズ交換式中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645 Digital」(仮称)を参考出展している。

 コダック製の大型CCD(有効画素数約1800万画素)を搭載した645 DigitalはPENTAX 645AFマウントを採用し、従来からのsmc PENTAX645レンズが装着可能。同社銀塩中判カメラユーザーの買い替えを狙った製品だ。ブースでは、A/B/C 3タイプのイメージモックアップを展示し、アンケートで来場者の意見を集めている。

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 「Aは幾何学面を多用、Bは当社の銀塩一眼レフMZ-Sのイメージ、Cは*ist D系のデザインと、それぞれ特徴を持たせた。集めたアンケートの意見を、今後の製品作りに生かしていく。645 Digitalは2006年中の製品化を目指している。価格は100万円を切るぐらいにはしたい」(同社)

 そのほか、2月に発表した防水コンパクトデジカメ「オプティオWP」を大々的にアピールしているほか、世界最小“デジ一眼”「*ist DS」のハンズオンコーナーも人気を集めていた。

photo 防水コンパクト機「オプティオWP」

ソニー

 ソニーブースでは、「この春の薄型デジカメ大本命」の呼び声の高いサイバーショット「DSC-T7」をお披露目している。

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 最薄部はなんと9.8ミリという“世界最薄サイズ”に、有効510万画素CCDと光学3倍ズームを搭載。レンズはカールツァイス・バリオテッサーを採用し、1センチまで接近可能なマクロ撮影機能や、VGAサイズ/30fpsの動画撮影機能も備えている。見やすい2.5インチの大型液晶ディスプレイまで装備するなど“売れ筋のツボ”を押さえた1台だ。

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