それでも日本初の実用化リニアモーターカーに乗りたい、という人は多いだろう。リニモの事前情報では「すべるように走る」「走行音がほとんど聞こえない」と、未来の乗り物にふさわしい評判が聞こえてきていた。
だが、実際に乗ってみると「これ、普通の電車とどこが違うの?」というのが正直な印象。たしかに普通の電車よりは走行音は少ないが、そのぶん電動モーターの「ウィーン」という音が耳につく。
東京近辺在住の人なら、その乗車感は東京ビッグサイトまでのアクセスとして有名な「ゆりかもめ」に近いというと分かるだろうか。車両の見た目も駅の作りも“ゆりかもめ”そっくりだ。ちなみに、藤が丘駅から万博会場駅までのリニモ乗車時間は約12分だ。
もっとも、そのほかのルートも似たり寄ったりで、開幕前から問題視されていた“アクセスの不便さ”は、とうとう解決しないままに開幕を迎えることになったようだ。
会場の様子は追って掲載する予定。
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