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米国で勢いを増すPodCasting

» 2005年04月04日 17時51分 公開
[ITmedia]

 MP3フォーマットで収録された自家製ラジオ放送をiPodなどの携帯プレーヤーで聞くという「PodCasting」の体験者は米国のMP3プレーヤー所有者のほぼ3割に達する。米国のPew Internet & American Life Projectが、2月21日から1カ月間実施した調査結果を4月3日、発表した。

 この調査は、18歳以上の米国人2201人に対する電話聞き取り方式で行われ、調査対象のうち208人がiPodなどのMP3プレーヤーを所持していた。比率では11%となり、全米で2200万人の成人がMP3プレーヤーを所有していることになる。

 この調査によれば、男女別では男性が、人種別ではマイノリティーの所有比率が高い。男性のMP3プレーヤー所有者が13%なのに対して女性は9%、非ラテン系白人が9%なのに対し、アフリカ系とラテン系は16%に達している。

 年齢別に見ると、若年層の所有率が高い。18〜28歳は19%、29〜40歳は14%、41〜50歳が11%、51〜59歳および60〜69歳はともに6%、70歳以上は1%となっている。

 PodCastingに関しては、MP3プレーヤーの男女差はないことが分かった。意外なことにネットワークのアクセス速度による格差はあまりない。しかし、年齢格差は顕著だ。18〜28歳のMP3プレーヤー所有者の半数近くがPodCastingの経験があるのに対し、29歳以上は20%程度にまで落ちる。

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