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ソニーの新世代HDDプレーヤー「NW-HD5」を試すレビュー(2/4 ページ)

» 2005年04月07日 00時13分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 本体上部にはヘッドフォン出力と電源入力端子、USBインタフェース、ホールドスイッチが設けられている。NW-HD3は電源入力端子やUSBインタフェースが独立して設けられておらず、独自形状の端子に専用アダプターを差し、このアダプターを介してACアダプターやUSBケーブルを接続するスタイルだったが、NW-HD5は直接、電源やUSBを接続できるように改良されている。

photo 本体上部。電源入力端子とUSBインタフェースは樹脂製カバーの下に設けられている
photo 電源とUSBの各ケーブルを接続したところ。下の写真(NW-HD3のレビューより)に比べるとかなりスッキリした
photo NW-HD3の電源・USBケーブル接続。専用アダプターを介さなければ接続できなかった

 脱着可能なバッテリーを搭載しているのも特徴のひとつ。このバッテリーで約40時間の連続再生が行え、ACアダプターならば約3時間、USBでも約5時間でフル充電となる。また、ACアダプター使用時には急速充電も可能で、約1.5時間で80%の充電が行える。

 ポータブルプレーヤーで一般的に利用されているリチウムバッテリーは500回程度の充電・放電に耐えるというが、バッテリー内蔵型の場合、いざヘタリが出てきた際に交換しようとすると、交換費用が意外なほど高くなることが多い。本製品ならばスペアのバッテリーを購入してくるだけでいい。スペアバッテリーは4000円程度で発売される予定なので、旅行時などの予備用として用意しておくのもいいだろう。

photo バッテリーは脱着可能

 HDD搭載タイプで怖いのが落下などの衝撃によるHDDの破損。本製品には本体の落下を感知すると記録ヘッドを待避させる「Gセンサー」と、非動作時の衝撃を和らげる「対衝撃ダンパー」という、HDDの破損を防ぐ仕組みが搭載されている。

 このGセンサーを利用したユニークなギミックとして、縦横いずれの状態でも使用できるという機能も搭載されている。標準的な利用スタイルは縦だが、本体を横向きにした状態で電源を入れると、液晶の表示やボタンレイアウトも横向きに応じた形に変更される。液晶が右側でも左側でも問題ない。

photo 縦横いずれでも利用できるが、切り替え時に電源を入れ直さなければならないのが少々マイナスか。使っている最中でも、向きを回転できるとより面白いのだが……

“9つめのボタン”で初めてHDDプレーヤーを使う人でも迷いなし

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