Microsoftは4月11日、自社の知的所有権(IP)のライセンス供与状況を明らかにした。同社の発表によれば、Ascender、Inrix、D-Link、Lexar Media、GoVideo、SMC Networks、そして日本からはアイ・オー・データ機器がMSのIPをライセンスしているという。
「当社の研究開発への取り組みによって生まれたIPをライセンスすることで、新興企業や急成長中の企業がさらにビジネスを拡大するのに役立つことができる」と同社でIPおよびライセンシンググループのビジネス開発ディレクターを担当するデビッド・ケイファー氏は語った。
Microsoftが開発したWindows Connect Now(WCN)は、エンドユーザーが無線ネットワークにデバイスを追加する際のユーザー体験を改良するものだが、D-Link、Lexar Media、GoVideo、SMC Networks、アイ・オー・データ機器はこの技術をMicrosoftからライセンスしている。アイ・オー・データ機器はこの技術を採用した無線LANルーター「WN-APG/R」を2004年12月に発売している。
アイ・オー・データ機器のネットワーク&ソリューションユニットゼネラルマネージャである桐山良彦氏は「WCNテクノロジーをライセンスしたことは、企業としての成長と当社の技術を前進させるに当たってのチャンス」と述べている。
Microsoftは自社のIPをあらゆる企業にライセンスする方針で、数千もの米国および国際特許をはじめとする特許ポートフォリオを拡大させているという。同社IPライセンスプログラムの詳細は同社Webページで。
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