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テレビ広告の絶頂期は2006年、その後はインターネット広告の時代が来る

» 2005年04月19日 18時19分 公開
[ITmedia]

 テレビなど従来型広告は順調だが、インターネット広告の勢いはそれを上回る。

 テレビ広告のシェアは1980年移行、上り調子で推移しているが、そのピークは2006年に上限に達し、それ以降はインターネット広告が力を増してくるだろう。フランスの広告代理店PublicisのZenithOptimedia事業部はこのように世界の広告市場を予測している。

 この調査によれば、2005年には5.4%、2006年には5.8%、2007年には6.1%と広告費の総額は順調に増えることが予想される。2004年にはGDP比で2000年以来初めて増加に転じている。2005年には若干比率が低下するが、それはEuro 2004サッカー、オリンピック、大統領選挙などの大イベントがないためだとしている。

 テレビの広告費は1980年以降、順調にシェアを伸ばしている(唯一の例外は2001年のドットコムバブル崩壊)が、その大きな要因となっているのは主にヨーロッパの規制緩和によるものと、視聴者のセグメント化が進んだことによる。2004年のテレビ広告費は全体の37.6%を占めた。しかし、この調査の予想では、2006年に37.9%のピークに達した後は2007年に37.8%と減少傾向に転じるという。広告主がインターネットに予算を振り向けるためだと、この調査は結論付けている。

 インターネット広告は2003年の3.2%から2004年には3.6%へとシェアをアップさせている。米国では5.4%、スウェーデンは7.7%に達する。2007年には世界の広告費の4.4%がインターネット広告で占められる予想だ。インターネット広告の伸び率は2004年に21%と、全体の7%を大きく上回った。

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