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日本ビクター、パルプシートを表面材にしたスピーカー

» 2005年05月16日 22時24分 公開
[ITmedia]

 日本ビクターは5月16日、キャビネットの表面材にパルプシートを用いた2ウェイバスレフ型スピーカーシステム「SX-L33MK2」を発表した。価格は1台2万9925円。7月15日に発売する。

photo 「SX-L33MK2」

 キャビネットの表面材全体を従来の塩化ビニールシートからパルプシートに変更したのは業界初。環境に配慮するとともに、木を原料とする素材ならではの自然な響きなど「定評のある付き板仕上げと同等の優れた音楽表現力を実現した」という。キャビネットは直線形状のシンプルなデザインで、バックボードを留め構造にすることで強度の向上と低音のスケールアップを目指している。

 スピーカーユニットは、14.5センチ径のアルミオブリコーンウーファーと1.9センチ径のドームツィーターを搭載。ウーファーは、駆動点を中心からずらすことで、高域の共振を分散させ、滑らかな音響特性を実現したという。ツィーターはアルミ素材を採用し、さらに振動板表面に純金プレーティングを施した。また磁気回路には協力な磁束密度が得られるネオジウムマグネットを使用し、80KHzを超える高域まで再生可能にした。定格入力は30ワット(JIS)、最大入力は120ワット(JIS)。インピーダンスは6オーム。

 本体サイズは150(幅)×270(高さ)×245(奥行き)ミリで、重量は1台あたり4.5キロ。3メートルのスピーカーコードが付属する。

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