コダックは5月18日、大画面液晶搭載の薄型デジカメ「Kodak EasyShare V550 Zoom デジタルカメラ」「Kodak EasyShare V530 Zoom デジタルカメラ」を発表した。価格はオープン。本体の店頭予想価格(とプリンタードックとのセット価格)及び発売時期は、V550が4万円前後(5万円前後)で6月中旬発売、V530が3万5000円前後(4万5000円前後)で7月中旬発売。
簡単な操作感が売りの「Kodak EasyShareシリーズ」の特徴を薄型ボディに収めた新シリーズ。V550/V530ともに、PCを介さずダイレクトプリント可能な「“イメージリンク”プリントシステム」に対応し、「Kodak EasyShare プリンタードックシリーズ3」を使ってPCレスでプリント写真を楽しめる。また、同社のカラーマネジメント技術を蓄積した「コダックカラーサイエンス画像処理専用チップ」を搭載。鮮やかで見たままの自然な色調を再現できるという。
V550が94(幅)×56(高さ)×19.5(奥行き)ミリで重さ約143グラム(本体のみ)、V530が92(幅)×50(高さ)×20.9(奥行き)ミリで重さ約120グラム(本体のみ)と薄型コンパクトなボディに仕上がっているほか、背面の液晶ディスプレイにV550が2.5インチ(23万画素)、V530は2インチ(同)と共に大型タイプを採用。視野角も170度と見やすいハイブリッド液晶パネルを使用している。大画面薄型機ながらV550には光学ビューファインダーも備えた。両機種の主なスペックの違いは、本体&液晶のサイズと光学ビューファインダー搭載の有無。
カラーバリエーションは、V550がシルバー/ブラックの2色、V530がシルバー/ブラック/レッド/ピンクの4色を用意。
1/2.5インチ有効500万画素のCCDを搭載。光学系はプロ用大判レンズとして定評のある独Schneider製の光学3倍ズームレンズ「Schneider-KREUZNACHC-VARIOGON」を採用。開放F値はF2.8-4.8で焦点距離は36-108ミリ相当。
液晶モニターの画面上でトリミング領域の指定/確定ができる「トリミング機能」を搭載。また撮影済みの動画ファイルから1フレームを選んで静止画を作成・プリントできるほか、動画ファイルから自動的に合計9フレームを抽出して9分割写真を作成できる「動画プリント機能」も備えた。
記録メディアはSDメモリーカードを使用するほか、V550は32Mバイト、V530は16Mバイトのメモリを内蔵する。動画はQuickTime(MPEG-4)方式で最大VGA(640×480ピクセル)30fpsの高画質動画を撮影可能。1回のシャッターで約3コマ/秒・最大5コマの連写機能を装備。バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用する。
主な仕様は以下の通り。
V550 | V530 | |
---|---|---|
撮像素子 | 1/2.5インチ有効約500万画素CCD(総画素数約536万画素) | |
記録画素数 | 静止画:2576×1932/2576×1716/2304×1728/2048×1536/1552×1164ピクセル、動画:640×480/320×240ピクセル | |
記録形式 | 静止画:JPEG(DCF、Exif 2.2準拠)、動画:QuickTime MOV(MPEG-4) | |
レンズ | 6.02〜18.06ミリ(35ミリカメラ換算で36〜108ミリ相当)、F2.8〜4.8 | |
撮影距離 | 60センチ〜∞(広角マクロ時:5〜70センチ/望遠マクロ時:40〜70センチ) | |
電子ズーム | 約4.0倍 | |
感度設定 | オート、ISO 80/100/200/400/800相当 | |
ファインダー | 実像式 | なし |
液晶ディスプレイ | 2.5インチTFTカラー(約23万画素表示) | 2.0インチTFTカラー(約23万画素表示) |
記録メディア | SDメモリーカード | |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(KL1C-7001) | 専用リチウムイオン充電池(KL1C-7002) |
サイズ | 94(幅)×56(高さ)×19.5(奥行き)ミリ | 92(幅)×50(高さ)×20.9(奥行き)ミリ |
重さ | 約143グラム | 約130グラム |
店頭予想価格 | 4万円前後 | 3万5000円前後 |
発売時期 | 6月中旬 | 7月中旬 |
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