電源を入れると、起動画面の表示が30秒ほど続き、40秒近くの時間がたって、ようやくテレビ放送が映し出される。チャンネルの切替や再生制御、EPGの呼び出しといった基本操作は、リモコンでダイレクトに行えるが、録画番組のブラウズや設定など、ほかの多くの操作は、「ホーム」ボタンを押すと表示されるメインメニュー上にある。
今回発表されたスゴ録のラインナップでは、機種によっても異なるものの、CPRM対応DVD-R(VRモード)、2層DVD+Rへの対応のほか、新たにメインメニューとして“XMB”(クロスメディアバー)を採用した。このXMBは、WEGAやPSPなど、ほかのさまざまなソニー製品へと広がりつつあるユーザーインタフェースで、もともとはPSXに端を発している。
XMB上には、横方向のベクトルに「設定」「ミュージック」「ビデオ」「地上」「BS」「CS」「外部入力」のアイコンが並ぶ。リモコンのジョイスティックを左右へ動かして、各項目を選択すると、縦方向のベクトルにサブメニューが現れるわけだ。
このうち、「ビデオ」には、録画済み番組一覧が並ぶのだが、「HDV/DVダビング」「DVD→HDDダビング」「HDD→DVDダビング」「日時指定予約」「おまかせ・まる録」「予約リスト」といった機能まで同列に配されているのは、独特な印象。DVDを挿入している場合は、「DVD VIDEO」のアイコンもここへ並ぶ。
また、「地上」「BS」「CS」は、基本的に「番組検索」「番組表」と“チャンネル一覧”で構成されており、視聴/予約したい番組を探したり、選局に使える。たとえば、「地上」では「番組検索」「地上デジタル番組表−データ」「地上デジタル番組表−テレビ」「地上アナログ番組表(Gガイド)」“アナログチャンネル一覧”“デジタルチャンネル一覧”が配置されている。
番組表は、デジタル放送自体のEPGを利用できる。最大4チャンネルまでを一覧可能なオーソドックスな画面構成だが、ズーミング機能を搭載している点が新鮮。カラーボタンの「黄」を押すと、2チャンネル表示、1チャンネル表示と拡大していき、さらに押すと、4チャンネルへと戻る。ズーミングといっても文字の拡大・縮小ではなく、あくまでも番組欄のサイズ変更だが、表示スペースが狭くて先頭の数文字しか読めないケースを回避できる。
黄ボタンを押すと、ズーミング機能で拡大/縮小が可能。1番組あたりの最大文字数を増やせる。この画面は2チャンネル表示で、さらに黄ボタンを押すと、1チャンネルのみの表示に切り替わる
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