ITmedia NEWS >

伝送距離と手軽さが持ち味――ロジテックのBluetoothトランスミッタレビュー(2/3 ページ)

» 2005年05月24日 20時42分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 一方のレシーバー(受信機)は、アルミパネルを使ったシルバーボディだ。アダプタとは全く趣が異なるが、置く場所が違うのだから当然といえば当然。前面からチラチラと見える青いLEDも合わせ、オーディオ機器と並べても、さほど違和感のないデザインになっている。

photo 前面中央には青いLED。やはり機器の状態を示す

 背面端子はコンポジットのステレオ出力のみと非常にシンプルで、こちらも接続する機器を選ばない。欲をいえば光デジタル出力くらいはほしかったところか。

photo 背面端子はコンポジットのステレオ出力とAC電源コネクタのみ
photo 上面には電源とペアリングボタン

 背面のポールアンテナは可動式。アンテナを倒せば、本体を縦置きにもできる。フットプリントは、横置きの場合で100(幅)×24(高さ)×80(奥行き)ミリ。縦置きにすれば、幅24ミリ、奥行き80ミリ(アンテナやケーブルのでっぱりは別)となり、かなりの省スペース。オーディオラックの隙間などに突っ込めるのがありがたい。

photo 縦置きにすれば、オーディオラックの隙間などにも置ける
photo 受信機とACアダプタ

ワイヤレス通信をチェック

 さて、Bluetoothトランスミッターの場合、初めて使用するときは、ペアリング(機器認証)の作業が必要になる。ペアリングはアダプタとレシーバーに双方を登録するためのもの。ほかのBluetooth機器が近くにあってもペアにした機器以外の接続を行わなくなる。

 作業はいたって簡単だ。オーディオアダプタとレシーバー双方の電源をオンにした後、両方の「ペアリングボタン」を2〜3秒間押し続ける。すると、オーディオアダプタではLEDが青と赤の点滅を始め、レシーバーの青いLEDも早い点滅に変わる。それを確認したら、指を離していい。

photo オーディオアダプタはLEDが青と赤の点滅を始める

 しばらくペアリングモードが続いた後、通常の青色点滅に戻って作業完了だ。なお、一度ペアリングしておけば、電源を落としても、次に電源を入れたときに自動的に再接続してくれる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.