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松下、250Mbpsケーブルモデムを初の製品化

» 2005年06月01日 20時17分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業のパナソニックシステムソリューションズ社は6月1日、物理速度が最高250Mbpsのケーブルモデムを世界で初めて製品化し、9月に発売すると発表した。既存の同軸ケーブルのまま高速化できる「c.LINK」技術を活用し、現行CATV通信の6倍以上に高速化する。

 c.LINKは米Entropic Communicationsが開発した宅内同軸ケーブル高速通信技術(関連記事参照)。同一周波数帯域で双方向通信するため、専用の上り帯域が不要。このため既存ケーブルをそのまま使って高速伝送が可能になる。PCとは1000BASE-TXで接続し、実効速度は最高で130Mbpsとなる。

 ネット接続とテレビ放送、IP電話の3サービスを1本の同軸ケーブルで利用でき、配線工事も容易。既設のテレビ端子を使うため、デジタル家電による高速ネット接続も期待できるとしている。

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