6月8日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で国際的なインテリア見本市「インテリア ライフスタイル」が開幕した。今年は24の国と地域から455社が参加し、独自のインテリア製品を所狭しと並べている。“ライフスタイル提案型”の展示会を標榜するだけあって、各社の展示ブースはさまざまだ。もちろん家電製品も例外ではない。
中でも注目を集めているのがファミリーブースだ。同社は今年4月にイタリアで開催された世界最大のインテリアショウ「ミラノ サローネ」で発表した2つのメディアカルチェアを出品。同社の世界戦略ブランド「INADA ITALIA」の製品であり、国内では初お披露目となる。どちらもインダストリアルデザイナーの喜多俊之氏がデザインを担当した。
「INADA RELAX ROBO」は、総革張りのゴージャスなメディカルチェア。内部のマッサージ機構は日本製だが、皮の縫製はイタリアの家具職人が手作業で行っているという。国内では年内発売予定で、価格は120万円程度を予定している。
マッサージ機能も進化した。従来のファミリー製のメディカルチェアは、筋肉に対して横方向に力を加えるソフトな揉み方が特徴だったが、RELAX ROBOでは“シーソー式押出4つ玉機構”を新たに搭載。「従来のソフトな揉み方を踏襲しつつ、前後左右にも動く新しい動きが加わった」(同社)。さらにボイスコントロール機能もサポートしており、自動コースの選択からマッサージ中の強弱調整まで、声で指示するだけでいい。
一方の「INADA TK」は、エアーマッサージ中心のメディカルチェアだ。外観は「リビングルームのソファなどにも合う」デザインで、ヘッドレストの左右にあるスピーカーがアクセント。頭の左右から流れる音楽を聞きながら、全身エアバッグのマッサージでリラックスできる。こちらも年内に国内でも販売する予定で、価格は60万円程度になる見込みだ。
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