CeBIT 2005で登場して以来、見るからに“アレ”でしょうと話題の「Super Tangent」。開発元のLUXPROはCOMPUTEX TAIPEI 2005にもブースを出展し、世界各地から訪れたバイヤーの対応に追われていたようだ。
秋葉原では6月中旬にごく少数が販売されたようだが、大々的に販売が開始されたというニュースはまだ流れていない。しかし、ひょんなことから実物が入手できたので、さっそく“アレ”との比較を含めてレビューをお届けしたい。なお、今回のレビューに使用した品物はCOMPUTEX後に台湾市内の家電店で入手したもので、日本国内で流通しているものとは細部が異なる可能性があることをお断りしておく。
本体サイズは既に紹介(関連記事)されているとおりで、25(幅)×86.7(高さ)×10.2(奥行き)ミリ、24グラム。「本家」iPod Shuffleのサイズは25(幅)×85(高さ)×8.5(奥行き)ミリ、22グラムなので、ほんの少し大きいのだが、あくまで手にして比べてみないと意識できないほどの差だ。
本体下部にはキャップがあり、外すとUSBコネクタがある構造もiPod Shuffleと同じ。ただ、ネックストラップはキャップと一体化しているのではなく、本体側にネックストラップの取り付け穴が用意されており、ここに結びつける。付属のネックストラップはヘッドフォン一体型だ。
操作インタフェースは前面に装備されており、中央のボタンで再生/停止、上下ボタンで音量調整、左右で早送り、早戻しとなっている。音楽再生以外にもFMラジオとボイスレコーディング機能を備えており、これら機能の切換は背面のスイッチで行う。
背面には電源ボタンを兼ねるスライド式のスイッチが2つ設けられている。左は音楽再生/FMラジオ/ボイスレコーディングの切換(電源スイッチも兼ねる)で、右は各機能に対応したモード切替スイッチだ。左スライドをFMラジオにあわせた場合、右スライドは地域設定スイッチとして機能する(欧米/日本の地域切換が可能)。
パッケージを見る限りでは通常再生とランダム再生の切換が可能なように見えるが、切り替えスイッチなどは備えておらず、左スライドを音楽再生にあわせた場合、右スライドは低音ブーストのON/OFFとして機能する。なお、左スライドをボイスレコーディングにあわせた場合には、右スライドは録音モード/再生モードの切換として機能する。
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