松下電器産業のミニコンポ「SC-PM710SD」は、SDメモリーカードスロットを搭載したオーディオ製品だ。“ストレージ搭載オーディオ”と呼ぶのは多少そぐわないかもしれないが、CDから音楽を取り込み、単体でAAC形式へエンコーディングし、SDメモリーカードへ記録できる。
ただし、残念ながら、HDDの類は搭載していない。その代わりといえるかどうかわからないが、CDプレーヤーには5ディスクチェンジャーを搭載し、WMA/MP3形式の音楽ファイルを記録したCD-R/RWも再生できるので、数百〜千前後の曲を常にストックしておくことも可能だ。
また、HighMATにも対応。これはCD-R/RWへ音楽(レベル2、3では、画像や動画も)を書き込む際の規格として、松下電器産業とマイクロソフトが共同開発したもので、この製品が対応する「レベル1」では、音声(WMA/MP3)ファイルに、曲やアルバムのタイトル、アーティスト、ジャンルといったメタデータが付加できる。HighMAT規格のディスクは、Windows Media Player (バージョン9以上)で作成可能だ。
製品は、CDプレーヤー、MDデッキ、SDスロット、そして、FM/AMチューナーやカセットデッキまで搭載したセンターユニットと、スピーカー2本で構成。ケーブルはスピーカーに直付けだが、これが少々変わっている。通常の黒・赤の2本に加え、灰・青という2本で、黒・赤は低域用、灰・青は高域用の伝送を行う。
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