夏だ! 海だ! デジカメだっ! というわけで海辺へデジカメを持って行こう。“海水浴にもデジカメ”である。
ただし気をつけねばならないことがいろいろある。
デジカメ(に限らず、電気製品はたいていそうだが)は、熱に弱い。高温はデジカメの大敵。だからデジカメをクルマのダッシュボードに置きっぱなしにしたりしないこと。また、ビーチに置きっぱなしにするときは、濡れないようにするのも重要だけど、かならずバッグに入れるか上にバスタオルなどをかけるかして直射日光が当たらないようにすること。炎天下で長時間使い続けないこと。
デジカメの動作保証温度は、例えばソニーのサイバーショット「DSC-T7」や富士写真フイルムの「FinePix Z1」は「0〜40度」。他のデジカメも似たようなものだが、炎天下では40度なんてすぐ超えてしまう。40度以上になったらすぐにおかしくなるわけじゃないが、気をつけよう。
もちろん水も潮風もデジカメの大敵。撮るときと撮らないときのメリハリが大事ってことだ。
さあ夏の海といえば“水着”である。海へ行ったらまず撮りたいのが、海をバックに1枚。
でもこれを見ると分かるように、肝心の顔が真っ暗。理由は2つ。まず海辺が南向きなので太陽が頭上ちょっと後ろにあるため、身体がちょうど影になっていること。もう1つは人物より背景の空の方がずっと明るいこと。カメラは全体を見てどのくらいの明るさで撮るか判断するから、肝心の人物が暗く写りがちだ。
そういうときの基本は露出補正。プラスの補正をかけて撮る。+0.7か1.0くらい。あまり強い補正をかけると背景が真っ白になって「どこで撮ったのかわからなくなってしまう」ので注意だ。
もう1つ「強制的にストロボを焚いちゃう」というワザもある。このワザは強力だが、いつもうまくいくとは限らないし、被写体が近距離にいないとダメだし、このワザ(日中シンクロと呼ぶ)が上手なデジカメと下手なデジカメがあるのだが、覚えておいて損はない。光が正面から当たる分、目がはっきり映るのがいい。ただ、写りがちょっとワザとらしくなる(自然の光と人工の光が混じるのでしょうがないのだが)。
一番いいのは太陽の方向をちょっと考えてやること。真後ろにいると完全な逆光で影になっちゃう。そこで少し斜めから光が当たるように撮る角度を考えるといい。
もう1つは上から撮るか下から撮るか。下から撮ると背景は青空になるけど顔がどうしても暗くなる。
上から撮ると背景に青空がは入らなくなるが、少し上から撮る分光も当たるので露出補正しなくてもいい。
これは結構重要なポイントだ。
さて、せっかくだから全身を撮ってみよう。
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