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キティロボ、受付嬢になるネットワークロボット展

» 2005年07月13日 21時36分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 あの「ハローキティロボ」が、今度は企業の受付に挑戦する。

photo 秋に登場する予定の新型ハローキティロボ。お馴染みの座った姿勢で「いらっしゃいませ」。もちろん従来と同じコミュニケーションロボットとして動作させることもできる

 東京国際展示場で開催中の「ネットワークロボット展」(ワイヤレスジャパン2005の併催イベント)では、ビジネスデザイン研究所が秋に発売する予定の新型ハローキティロボを参考出展している。ハードウェアは従来のものと同一だが、OSをWindows XPにアップグレード。リモートデスクトップの「受付モード」を搭載した。

 キティロボを受付モードにしておくと、腹部の超音波センサーが来客を検知して「いらっしゃいませ。どちらさまでしょう」などと挨拶する。と同時に、無線LAN経由でオペレーターに来客を通知。オペレーターは、カメラが捉えた画像を確認しながら、キティロボを遠隔操作して来客に対応できる。

 来客対応のセリフはテキスト入力で、あらかじめテキスト化しておき、一覧の中から選択(ダブルクリック)するだけでキティロボが発声する。たとえば「会社名とお名前をお願いします」「かしこまりました。少々お待ち下さい」など、定番のセリフを登録しておけばいい。また、遠隔操作で左右の腕や頭を動かしたり、リボンやヒゲのLEDを点灯させることも可能だ。

photo 受付モードの操作画面。左上がキティロボのカメラ画面。ボタン1発で左右の腕や頭を動かすこともできる

 

 ちなみに、受付にいるキティロボを見つけても、興味本位で持ち上げたりしてはいけない。内蔵の「持ち上げセンサー」が反応し、「持ち上げないで下さい!」と連呼されてしまう。――たとえロボットでも、受付嬢に気安く触れてはいけない。

 新型キティロボは、9月頃に発売予定。価格は現在と同じ45万円になる見込みだ。

photo ブースには「イフボット」も

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