あの「ハローキティロボ」が、今度は企業の受付に挑戦する。
東京国際展示場で開催中の「ネットワークロボット展」(ワイヤレスジャパン2005の併催イベント)では、ビジネスデザイン研究所が秋に発売する予定の新型ハローキティロボを参考出展している。ハードウェアは従来のものと同一だが、OSをWindows XPにアップグレード。リモートデスクトップの「受付モード」を搭載した。
キティロボを受付モードにしておくと、腹部の超音波センサーが来客を検知して「いらっしゃいませ。どちらさまでしょう」などと挨拶する。と同時に、無線LAN経由でオペレーターに来客を通知。オペレーターは、カメラが捉えた画像を確認しながら、キティロボを遠隔操作して来客に対応できる。
来客対応のセリフはテキスト入力で、あらかじめテキスト化しておき、一覧の中から選択(ダブルクリック)するだけでキティロボが発声する。たとえば「会社名とお名前をお願いします」「かしこまりました。少々お待ち下さい」など、定番のセリフを登録しておけばいい。また、遠隔操作で左右の腕や頭を動かしたり、リボンやヒゲのLEDを点灯させることも可能だ。
ちなみに、受付にいるキティロボを見つけても、興味本位で持ち上げたりしてはいけない。内蔵の「持ち上げセンサー」が反応し、「持ち上げないで下さい!」と連呼されてしまう。――たとえロボットでも、受付嬢に気安く触れてはいけない。
新型キティロボは、9月頃に発売予定。価格は現在と同じ45万円になる見込みだ。
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