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ビクター、1.8インチHDD採用のHDDムービー「新・Everio」(1/2 ページ)

» 2005年07月14日 15時12分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 日本ビクターは7月14日、記録メディアにHDDを採用したビデオカメラ“Everio(エブリオ)”の新製品として133万画素CCDの「GZ-MG40」「GZ-MG50」と212万画素CCDの「GZ-MG70」を発表した。価格はオープンで、実売予想価格は「GZ-MG40」が11万円前後、「GZ-MG50」が13万円前後、「GZ-MG70」が15万円前後。発売は「GZ-MG40」「GZ-MG50」が8月上旬、「GZ-MG70」は9月上旬。

photo 「GZ-MG70」(左上)「GZ-MG50」(右上)「GZ-MG40」(下、ミスティブルー/パウダーピンク/プレミアムシルバーの3色をラインアップ)
photo 「GZ-MG40」

 昨年9月に発表した初代「GZ-MC100/MC200」、今年4月発表の3CCD「GZ-MC500」に続くHDDムービー第3弾。従来機種では1インチHDDのマイクロドライブ(同梱品は4Gバイト)を記録メディアに使っていたが、今回の新製品では1.8インチHDDを本体内に内蔵して大容量化と低コスト化を図った。

photo 1.8インチのHDDを内蔵

 HDD容量は「GZ-MG40」が20Gバイトで「GZ-MG50」「GZ-MG70」が30Gバイト。HDDを内蔵化することでメディアの交換はできなくなったものの、大容量HDDによって最高画質のウルトラファイン(約9Mbps/720×480ピクセル)で「GZ-MG40」は約290分、「GZ-MG50」「GZ-MG70」なら約430分の長時間記録が可能となった。最低画質のエコノミー(約1.7Mbps/352×240ピクセル)ならそれぞれ約25時間/約37.5時間の記録が行なえる。記録方式は従来機種と同様にMPEG-2を採用。

 内蔵1.8インチHDDには衝撃吸収機構「フローティングダンパーシステム」を採用。HDDの周囲にゲル状緩衝材を配置し、本体ケースとHDDとを密着させないフローティング構造にすることで、外部からの振動や衝撃を緩和。また、落下を検出できる重力加速度センサーも装備し、落下時には電源が強制的にOFFとなってHDDのピックアップがディスク面から離れることでクラッシュを防止する。

photo 衝撃吸収機構「フローティングダンパーシステム」
photo HDDの周囲にゲル状緩衝材を配置してHDDを浮かせることで振動や衝撃を緩和する

 Windows用MPEG-2動画編集・DVD作成/再生の統合ソリューションソフト「CyberLink DVD Solution」(サイバーリンク)も標準で同梱。MPEG-2ビデオ編集には「PowerDirector Express NE」、DVD作成には「PowerProducer 2 Gold NE」、MPEG-2ビデオ再生には「PowerDVD 5 NE」が用意され、動画編集からDVD作成、再生までが簡単な操作で行なえるという。またMacintosh用ソフトとして、PixelaのMPEG-2動画編集ソフト「Capty MPEG Edit EX」も同梱した。

 また、SDメモリーカードスロットも搭載し、内蔵HDDとSDカード間でデータの受け渡しが可能。

133万画素の普及機「GZ-MG40」「GZ-MG50」

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