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太平の眠りを覚ます宇宙船? キヤノンDVDビデオカメラ「DC20」レビュー(2/4 ページ)

» 2005年08月09日 03時43分 公開
[浅井研二,ITmedia]

 しかも、実際にカメラを構えてみると、決してデザインありきというわけではなさそうだ。右手でつかむと、人差し指から小指までがしっかりとかかり、ホールドに最適な形状になっている。撮影時質量も約465グラムと軽いため、非常に快適な取り回しが可能だ。

photo DVDが収納されている本体右半分は、前方へ向けて絞り込まれた形状。デザイン面で魅力的なだけではなく、ホールドのしやすさにも貢献している

 コンパクト化のための苦心のあとは、あちこちに見られる。最もユニークなのは、バッテリーの収納場所だろう。液晶モニターを開いた部分に装着されている。DVDゆえに駆動部が極限まで薄くなり、実現できたということだろうか。バッテリーのすぐ上には「ファイナライズ」「ディスプレイ」「バックライト」「ワイドTV」のボタン、さらに外側にも再生制御系のボタンが4つ並んでいる。

photo バッテリーは液晶モニターの下に収納。厚さは8ミリ程度で、使用時間は約1時間5分となっている。実際の使用でさまざまな操作を頻繁に繰り返した場合は、30分持つか持たないかというレベルだった
photo 動画再生中にFUNC.ボタンを押すと、前後シーンへのジャンプなど、本体上のボタンでは用意されていない再生制御が可能なほか、シーンの分割や削除による簡易編集ができる
photo 再生モードでは、静止画/動画のモード別にサムネイル一覧される

 本体手前は半円形状なのだが、それが功を奏して、電源スイッチ(カメラ/再生切替兼用)と撮影スタート/ストップボタンは右手親指、PHOTOボタンは人差し指、ズームレバーは中指で、無理のない快適な操作ができる。そのほかのMENU、FUNC.、カーソルスティック、動画/静止画切替スイッチは左側面手前に配置され、左手でまとめてアクセス可能だ。

photo 本体手前は半円形状になっており、電源スイッチ(カメラ/再生切替兼用)、撮影スタート/ストップ、PHOTOボタン、ズームレバーが操作しやすいように並んでいる
photo 通常、液晶モニターを開いた部分に配置されている類のボタンは、バッテリーのすぐ上に並べられている。かなり細いので、ちょっと押しにくい

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